東京大学の本郷キャンパスにおいて、工学部2号館9階・92B室が新たに「Sky Presentation Room」という愛称で呼ばれることとなりました。この名付けは、Sky株式会社が協賛し、国立大学法人東京大学が公募したネーミングプランに基づいています。契約期間は2024年10月1日から2029年9月30日までとなっており、本施設は情報学関連の講義やワークショップ、トークイベントに使用される多目的空間として活用されます。
この多目的ルームは、東京大学の情報学環と学際情報学府に関連しており、同大学院組織は2000年に設立されました。情報学研究と教育の両面での取り組みを行っており、人文系や理工系だけでなく、アートやデザインなどの表現系研究にも力を入れている特異な存在です。特に年に一度開催される「東京大学制作展」では、多くの来場者を集める展示会場としても機能します。
Sky株式会社は、業務系システムの開発や、自動車用ソフトウェア、デジタル複合機向けソリューションなど、多岐にわたるソフトウェア技術を提供している企業です。AIや画像認識技術を駆使した先進的なソリューションを展開し、情報漏洩対策ソフトや営業支援サービスなども手がけています。Skyは創業以来、「人」「社会」「技術」をつなげることを使命に掲げ、豊かな情報社会を目指してきています。
今回のネーミングライツ契約は、東京大学にとって3つ目のものであり、過去には「Sky Lecture Room」や「Sky Lounge」といった施設のネーミングにも協力を行っています。他の施設と同様に、「Sky Presentation Room」も多くの学生たちに親しまれる存在になることが期待されています。Sky株式会社は、これを機に情報学環・学際情報学府と連携し、教育や研究分野への支援をさらに強化していく意向を示しています。
本施設のサインが設置されることで、新たな愛称が広く認知され、多くの人々に利用されることが期待されています。今後、学生たちが新しい学びの場としてこの空間を活用し、交流する姿が見られることでしょう。Skyにとっても、教育や研究での関わりが今後の事業にとって重要な意味を持つことが願われています。
このネーミングライツという形での協力は、東京大学とSkyの双方にとって有意義な関係を築く一歩であり、教育環境の向上に寄与することが期待されるビジョンを形にするものです。