宍粟市での保育現場が進化！ICTサービス「CoDMON」の導入について

宍粟市の公立幼稚園にICTサービス「CoDMON」が登場

兵庫県宍粟市の公立幼稚園およびこども園の5つの施設に、株式会社コドモンが開発した保育・教育向けICTサービス「CoDMON」が、2024年12月から本格導入されることが発表されました。この取り組みは、保育環境の質や職員の業務効率を向上させることを目的としており、保護者の利便性も高めることが期待されています。

導入の目的と期待される効果

「CoDMON」を利用することで、宍粟市の保育施設では職員の業務をより効率的にし、園児の安全管理を強化することができます。また、保護者との情報共有もスムーズになり、保育の質がさらなる向上を目指せるようになるのです。具体的には、次のような機能が導入されます。

1. 遅刻・欠席・お迎え・延長連絡機能

保護者は、スマホアプリを通じて登降園の遅刻や欠席、延長保育の依頼をリアルタイムで行うことができ、施設側は電話応対の手間をなくせます。この機能により、保護者は自分のタイミングで連絡でき、保育施設も業務を円滑に進めることができます。

2. お知らせの一斉配信

保護者への連絡は、あらかじめ登録されたテンプレートから簡単に選ぶことができます。これにより、クラス単位や園児ごとに必要な情報をすぐに共有できるのです。メールやスマホの通知機能、アプリ内配信など、多様な方法で情報が届けられます。

3. 登降園管理

QRコードをかざすことで、園児の登降園を管理し、従来の出席簿作成や保育料の自動計算を実現します。また、保護者はスマホアプリを使用して、登降園の状況を家族で共有可能です。

4. アンケート機能

出欠確認などのための事前ヒアリングを保護者アプリに通じて配信できるため、必要に応じて迅速に意見を集めることができます。

デジタル化が進む保育現場

近年、政府によるデジタル化の推進が進んでおり、「デジタル庁」の設立以来、保育や教育現場においてもICTの導入がさらに重要視されています。厚生労働省は自身の報告書において、保育士の職業魅力向上やICTの重要性を強調しています。このような背景の中で、コドモンの導入は必然的な流れとも言えるでしょう。

SaaS型の利便性

「CoDMON」はSaaS（Software as a Service）型のサービスとして提供され、導入が容易です。これにより、初期コストを低く抑えつつ、最新技術の活用が可能になります。また、機能の追加や改善も常に行われ、現場のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。

例えば、行政のデジタル化を目指す中で、多くの自治体がこのようなICTサービスを導入しており、「CoDMON」もその一環として進化しています。