高校生が医療現場のリアルを体験
香川県にて、医療職を目指す高校生を対象にした病院見学ツアーが実施されました。この取り組みは、地域の病院との連携によるもので、普段は見ることができない医療現場の裏側を体験する貴重な機会となり、多くの高校生が参加しました。
主催者は、地域に根ざした医療専門職の人材育成を行う学校法人穴吹学園、特に穴吹医療大学校と専門学校穴吹リハビリテーションカレッジです。参加者は香川県立丸亀城西高校と善通寺第一高校の3年生の希望者たちで、彼らが病院見学を通じて、多様な職業が連携する総合病院の実際の現場を体感し、進路の選択に役立てることを目的としています。
最初に行われたのは、香川県済生会病院の若林久男院長による講演です。彼は医療従事者を目指すために重要なポイントや、命を繋ぐチーム医療の必要性について強く訴えかけました。この講演は、高校生にとって医療業界でのキャリア形成を考える上での重要な意義を持っていました。
さらに、医療現場をより理解するために、参加者たちは医療専門職について解説した動画を視聴しました。これにより、様々な職種の役割や重要性を学びました。
その後、実際に手術室や検査室を見学する時間が設けられました。医療専門職のスタッフから各セクションの仕事内容や専門職としての役割について詳細な説明がありました。手術室では、医師や看護師がどのように連携し、緊迫した医療行為にあたるのかを目にすることができ、参加者たちの目が真剣に輝いていました。
個別相談コーナーでは、多岐にわたる医療職15種の専門職が集まり、それぞれの厳しさややりがいについて語りました。ここでは、看護師、歯科衛生士、管理栄養士、臨床検査技師など、多様な職種が直接、高校生たちの疑問に応える充実した時間が提供されました。
また、穴吹医療大学校、穴吹リハビリテーションカレッジ、穴吹パティシエ福祉カレッジの個別相談も行われ、医療職を志望する生徒たちは、学びや資格取得の道筋について具体的な情報を得ることができました。
参加した高校生からは、「自分も将来このような仕事に就きたい」という意欲的な声や、「患者様の命に関わる非常に重要な仕事だと実感しました」という感想が寄せられました。これらのツアーを通じて、彼らが医療の現場に興味を持ち、医療専門職の道を選ぶきっかけになればと願っています。
今後も、穴吹学園は地域の医療機関と連携しながら人材育成に努め、次世代の医療職を支援してまいります。