AIデータ新提供
2025-09-10 10:25:20

Visual Bank社が新たなAI学習用データセット『Qlean Dataset』を提供開始

Visual Bank、AI学習用データセット『Qlean Dataset』を展開



Visual Bank株式会社は、AI開発の加速を支援するために新しいデータセット『Qlean Dataset(キュリンデータセット)』を発表しました。このデータセットは、『走る・歩く・座る・立つという日常動作と歩きスマホの動画データセット』を含むもので、多様な研究や商業用AI開発に対応しています。の詳細は以下の通りです。

新たなデータセットの概要



今回の提供開始により、『Qlean Dataset』に追加されたのは、日常的な動作を捉えた720件の動画データです。このデータは、20代男性2名がさまざまな環境でよるもので、合計106GBの情報量を誇ります。動画はmp4形式で、体育館で多角的に撮影されました。

このデータセットには、走る、歩く、座る、立つに加えて、スマートフォン操作を含む30種類の日常動作が含まれています。これにより、様々な研究アプローチや応用が可能になります。

主なユースケース



1. 行動認識AIの基盤: 収録されたデータは、異なる日常動作を識別するAIモデルの訓練に利用されます。特に、行動の認識や動作分類に効果を発揮します。

2. 姿勢推定モデルの精度向上: 多視点での撮影により、立位から座位、歩行から停止する際の姿勢変化を詳細に捉えており、骨格や姿勢の推定技術の向上に貢献するでしょう。

3. 歩きスマホ検知: 駅や商業施設での歩きスマホの行動を特定・検知するシステムの開発に活用でき、安全対策にもつながります。

4. 人流解析の支援: 多視点映像を通じて、複数の人物の動き方を学習させ、人流解析や混雑予測に役立つモデル開発が期待されています。

5. 自動運転車や監視カメラ向けAIの開発: 停止したり歩き出したり、スマホを見ながら歩く姿を捉えることで、自動運転車や監視カメラでの危険行動検知の精度向上に寄与します。

6. ヘルスケアへの応用: 日常動作を基にした活動量評価や生活習慣のモニタリングに、AIによる見守りシステムや行動スコアリングの研究が期待されます。

7. VR/ARシミュレーション: 収録した映像を元にVRやARの環境で動作を再現し、ユーザー体験やヒューマンインタラクションの研究に利用される可能性があります。

8. カメラ技術開発の強化: 被写体の動きに伴う追従やオートフォーカスの精度向上に利用でき、特にマルチカメラ環境での改善が期待されます。

Qlean Datasetに関する特長



今回の『Qlean Dataset』は、商用利用が可能なオリジナルデータラインナップで構成されており、利用者のニーズに即したデータ提供を行います。また、使用者が求める具体的な要件にも応じて、個別のデータセットの構成が可能です。

加えて、Visual Bankはアカデミア支援プログラムとして、大学や研究機関へ無償でデータを提供する取り組みもしています。これにより、高品質なデータを必要とする研究者や開発者たちの強力なサポートとなることでしょう。

データ提供の詳細やサンプルイメージについては、公式サイトからご覧いただけます。次世代のAI開発を強力にサポートする『Qlean Dataset』、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
Visual Bank株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷
電話番号
0120-410-225

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