gumi社のCryptos Capital Fund IIがParticle NetworkをBINANCEに上場
株式会社gumiが運営するgumi Cryptos Capital Fund IIが、2023年3月25日、暗号資産の取引量が世界最大の取引所であるBINANCEに投資先のParticle Network(PARTI)を上場させたことを発表しました。この上場により、Particle Networkの完全希薄化後の評価額は約359百万ドル、つまり約540億円に達しました。興味深いことに、gumi Cryptos Capital Fund IIが投資した企業がBINANCEに上場するのはこれで4社目となります。
Particle Networkとは
Particle Networkは、異なるブロックチェーンを統合し、ユーザーが意識することなく一つのネットワークとして機能させるためのプラットフォームです。このプラットフォームは、Web3環境において、異なるブロックチェーン間のシームレスなサービス利用を可能にします。
特に注目すべきは「ユニバーサルアカウント」という仕組みです。これにより、従来のように異なるブロックチェーン用に個別のアカウントを作成する必要がなくなり、単一のアカウントで複数のブロックチェーンを簡単に利用できるようになります。また、保有する資産やデジタルアイテムの残高も統一的に表示されるため、どのチェーンに何があるかを確認する手間が省け、ユーザー体験が向上します。Particle Networkの技術は、世界中の何十億ものユーザーにとって、ブロックチェーンの違いを意識せずに多様なアプリケーションやサービスを活用できる便利さを提供します。
gumi Cryptos Capital Fund IIについて
gumi Cryptos Capital Fund IIは、Web3関連のゲーム、NFT、DeFi、メタバース、DAO関連、マルチチェーン、マルチリージョン、クロスチェーンソリューションなど多岐にわたる分野に投資を行っています。このファンドは、前身の1号ファンドに引き続き、グローバルで活躍するパートナーによって運営されており、ファンド規模は1億1000万ドル。2025年2月には投資件数が56件に達しました。
gumi社の基本情報
株式会社gumiは、「Wow the World! すべての人々に感動を」を企業のミッションに掲げ、モバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン関連事業の2つの軸で事業を展開中です。モバイルオンラインゲーム事業では、高収益性のタイトル開発を進め、開発受託にも力を入れています。一方、ブロックチェーン事業では、ゲームやコンテンツの開発、暗号資産を基盤にしたプラットフォームの構築、さらには各ブロックチェーンのノード運営などを行っています。
会社名: 株式会社gumi
所在地: 東京都新宿区西新宿4-34-7住友不動産西新宿ビル5号館
設立: 2007年6月13日
資本金: 13,119百万円(2024年4月末時点)
URL:
https://gu3.co.jp/
今回のParticle Networkの上場は、gumi社が注力するWeb3の発展に寄与する重要な一歩であり、今後の進展が楽しみです。ブロックチェーン技術の進化により、インターネットの未来がどのように変わっていくのか、多くの人々が関心を寄せています。