新潟県南魚沼市では、子育て支援を強化するため、デジタル予診票・問診票サービス「mila-e(ミライー)」の拡充が行われます。2025年8月より、対象となる予防接種および健診の範囲が広がることが決定しました。この施策は、乳幼児期の予防接種や健診に関するサポートを、より多くの家庭に提供することを目的としています。
背景
南魚沼市では、2024年10月から、自治体ポータルアプリ「南魚沼市住民総合ポータル」の導入を予定し、そこにミラボが提供する「mila-e おやこ手帳」や「mila-e 予防接種」も連携させて利用できます。多くの保護者がデジタル予診票や問診票を利用していることから、サービスを拡充するタイミングとして非常に重要な時期といえるでしょう。これにより、ますます便利な情報提供とサービスの利用が実現します。
利用対象ワクチンと健診
新たに導入される乳幼児期予防接種デジタル予診票「mila-e 予防接種」では、A類定期予防接種のうち就学前の児童を対象とするワクチンの登録が行えます。ただし、MR2期のワクチンは対象外となります。また、継続してBCGワクチンも提供されるため、これまで通り利用可能です。
一方、乳幼児健診デジタル問診票「mila-e 健診」では、特に2歳児歯科健診が新たに追加され、さらに1歳6か月児健診も継続的に行われます。これにより、家庭ごとに必要な健診が適切に行える体制が整います。
利用方法
これらのサービスは、南魚沼市から配布される案内状に記載されている二次元コードを利用して登録が可能です。利用者は手軽にアクセスでき、必要な情報をスムーズに取得することができます。これによって、保護者の負担を軽減し、スピーディーな手続きが促進されます。
今後の展望
今後、ミラボはアップデートや機能拡張を進めることで、より包括的なサービスを提供することを目指しています。子育て家庭に向けたサポートを充実させることで、地域における子育て環境を整え、住民の生活の質も向上させることが期待されます。
企業の紹介
ミラボは、電子申請サービスや母子保健、福祉、医療、教育のDXサービスを展開しており、多くの自治体と連携しています。これまでに約400の自治体に対してDX支援を行っており、地域のデジタル化を推進しています。また、株式会社アイムービックはAWSを活用したクラウドサービスの導入支援を行い、同様に地域貢献に努めています。
このように、南魚沼市の「mila-e」サービスは、地域のデジタル化を促進し、子育て家庭に向けた新たなサポートを実現する大きな一歩となるでしょう。