近年注目を集めているNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)の健康維持効果に、新たな研究成果が発表されました。株式会社阿部養庵堂薬品は、徳島大学大学院社会産業理工学研究部との共同研究を通じて、NMNの高容量摂取が健康に与える影響を明らかにしました。
本研究では、老齢マウスを用いてNMNの長期的な摂取が寿命に与える影響を調査しました。実験は2022年9月から2024年4月にかけて行われ、血液検査、体重の変化、生存率の推移など、多岐にわたる観点から分析されました。特に、C57BL/6NJclという高齢マウスを対象に、以下の3つの群に分けてNMNを投与しました。
1. Control群(通常の水道水のみ)
2. NMN 100mg/kg/日投与群
3. NMN 300mg/kg/日投与群
投与方法は自由飲水方式を採用し、各群の摂取量の均一性を維持しました。その結果、300mg/kgの高容量NMNを投与したマウスでは、生存率の向上が観察された一方で、体重に有意な変化は見られないなど、NMNの安全性が示されました。
過去の研究でも、高齢マウスに550mg/kgのNMNを投与した際に生存率に変化が見られたことが報告されていますが、本研究では特に300mg/kgの摂取量に注目し、その効果を具体的なデータとして示しています。この結果は、今後の人間に対するNMNの適切な摂取量を考える上で価値ある情報となるでしょう。
阿部養庵堂薬品は、今後も科学的根拠に基づいた製品開発を進め、健康や美の向上に寄与するための研究を推進していく意向を示しています。NMNの研究はまだ始まったばかりですが、今後の進展が期待されています。様々なエイジングケアの分野での活用が見込まれ、この新しい知見が多くの人々に健康で充実した日々をもたらすことを願います。
この研究は、健康維持に向けたNMNの可能性を広げるものであり、ユーザーにとっても大きな意義があります。阿部養庵堂薬品は1731年に創業し、以来、科学の力で安全で効果的な製品を提供し続けており、今後もその活動を続けていくことでしょう。私たち一人ひとりが健康に年齢を意識せず美しく生き続けられるための支援をし続ける姿勢は、多くの人々の希望につながっています。