商船三井が出資
2021-10-13 14:00:04
商船三井CVC、シンガポールファンドに出資し物流分野へ新たな価値を創出
商船三井CVCが海運・物流領域に特化したシンガポールファンドへ出資
商船三井のCVCであるMOL PLUSは、海運や物流に特化したシンガポールのファンド、Motion Venturesに出資することを発表しました。このファンドは、海運及び物流において脱炭素化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するスタートアップ企業への投資を行っています。この取り組みにより、MOL PLUSは新規事業の創出を目指し、スタートアップ企業が持つ革新的なアイデアやテクノロジーと、商船三井グループが有するリソースを結びつけることを図ります。
Motion Venturesの概要
Motion Venturesは、2021年にシンガポールで設立されたファンドで、運営はRainmaking Transport Ventures Pte. Ltdが行います。このファンドは、グローバルな視野で海運および物流の領域において、環境に配慮した新技術を持つスタートアップに投資することを目的としています。具体的な投資対象は、脱炭素化とDXの実現を目指す企業で、シードからアーリーステージのスタートアップが中心となります。
特に注目すべきは、このファンドが実施した累計投資額が5,500億円を超えていることです。Motion Venturesは、海運・物流業界の環境への影響を軽減し、効率を向上させるための先進的な技術を持つ企業を積極的に支援することが期待されています。
協業による相乗効果
MOL PLUSは、Motion Venturesに出資することで、ビジョンが重なるスタートアップ企業との協力関係を強化します。この協業は、単なる資金提供にとどまらず、双方の強みを活かした新たな価値の創出を実現するものです。
生まれたアイデアやテクノロジーは、商船三井の広範なネットワークや経験と組み合わさることにより、より多くの顧客のニーズを満たすことが可能になるでしょう。これにより、商船三井グループは、海運業界だけでなく、広く社会に貢献する新たなサービスやプロダクトを開発することを目指します。
まとめ
商船三井CVCのMOL PLUSは、シンガポールのMotion Venturesに出資し、海運・物流業界の未来に向けて一歩を踏み出しました。脱炭素化やデジタル化に向けた技術革新を促進するスタートアップとの連携を通じて、何が新たに生まれるのか、今後の動向に注目が集まります。商船三井が描く新しい価値の創造が、どのような形で実現されるのか、業界全体が期待を寄せています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社MOL PLUS
- 住所
- 東京都港区虎ノ門2-1-1商船三井ビル5階
- 電話番号
-
03-3587-7643