e-dash株式会社が省エネ支援に本格参入
東京都港区に本社を構えるe-dash株式会社は、CO2排出量の可視化と削減に特化したサービスプラットフォーム「e-dash」を展開しています。この度、同社は経済産業省の資源エネルギー庁が新しく設立した「省エネ・地域パートナーシップ」の一員として参加することが発表されました。このパートナーシップは、中小企業を対象とし、省エネを推進するために地域全体での支援を目的とした新たな枠組みです。
「省エネ・地域パートナーシップ」の概要
2024年7月に始動した「省エネ・地域パートナーシップ」には、200を超える金融機関や省エネ関連機関が参加しており、その中でe-dashはパートナー省エネ支援機関として重要な役割を果たしています。e-dashは金融機関と連携し、CO2排出量の可視化を基にした省エネ診断を行い、改善施策の提案や実行をサポートします。これにより、国内企業の99.7%を占める中小企業を脱炭素化の流れから取り残さないための後押しを行うことが目指されます。
CO2排出量の可視化を支える「e-dash」
「e-dash」は、三井物産が立ち上げたCO2排出量の削減を目的としたサービスプラットフォームです。このサービスの大きな特徴は、エネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業活動から発生するCO2排出量を自動的に算出できる点です。これによって、ユーザーは複雑な計算を省きながら、正確なデータを得ることができます。また、Scope 3(サプライチェーンの排出量)についても、手軽に算出・可視化が可能です。
さらに、CO2排出量の算出は大手監査法人によって第三者検証されており、日本政府が定めた算定ガイドラインに準じた正確な計算手法に基づいています。
持続可能な社会に向けた取り組み
e-dashは、単なるデータ可視化にとどまらず、三井物産の広範なネットワークを活用して、CO2排出量削減に取り組む各種施策の実施も支援します。これにより、明るい未来のための持続可能な社会の実現に向けた貢献を果たしていきます。
同社は、環境への配慮を強化し、カーボンニュートラル社会の実現を加速させるために、他の組織と協力しながら、さらなる取り組みを進めていく予定です。
会社概要
e-dash株式会社は2022年2月に設立され、三井物産及びみずほイノベーション・フロンティア株式会社を株主として持ち、東京都港区赤坂に本社があります。現在はCO2排出量可視化・削減サービスを提供し、カーボンクレジットのマーケットプレイスや環境関連メディアの運営も行っています。詳細については、公式ウェブサイトを訪れることで確認できます。
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