長野県塩尻市のグランピング施設が熊対策を強化!
最近、長野県のグランピング施設「enCamp」が特別な熊対策キャンペーンを開始しました。この取り組みは、2025年冬季を目指したもので、全国的に増加している熊の出没に対抗するため、多層的な対策を整えています。
600人以上のキャンセルの影響
全国的な熊出没増加の影響を受け、enCampでは約600名分、推定700万円相当の宿泊キャンセルが発生しました。しかし、開業以来13年間、この施設内で熊が目撃されたことは一度もありません。こうした状況の中で、開業者は「安全は最高のサービスである」という理念のもと、専門家の意見を取り入れた対策を講じています。
7つの多層的熊対策
1. 外周全面に高電圧の電気柵を新設
2,500坪の敷地全周に高電圧の電気柵を設置し、熊の物理的な侵入を防ぎます。これは熊対策において非常に有効とされています。
2. 光センサーと高周波音響の害獣回避システム
クマは薄暗い時間帯に光や音を避ける傾向があるため、センサーを使った強い刺激で侵入を抑止します。
3. 天然忌避剤「ウルフピー」を使用
ワシの匂いを用いることで、クマに対して心理的な忌避効果を期待しています。この忌避剤は200箇所に設置されます。
4. 道路に囲まれた特異な立地
人の流れが多い道路に囲まれた立地は、クマにとってリスクを減少させる要因となっています。
5. ヤギによる草刈り
ヤギの放牧で熊の隠れ場所を物理的に排除し、接近を防ぎます。
6. 24時間明るい照明と人流の確保
夜間でも敷地が明るく、人の気配があることで、熊の侵入を減少させる構造になっています。
7. 環境保護機関認可の熊スプレー配備
各棟に熊スプレーを用意し、万が一の事態にも対応できる体制を整えています。
宿泊者への全額返金保証
万が一、熊が現れた場合には「全額返金」とする強い自信を示した顧客安心策も導入されています。この取り組みは通年で継続される予定です。
代表・村上のコメント
「この夏は熊によるキャンセルが続きましたが、今後は熊対策が素晴らしい施設として選ばれることを期待しています。困難を安全への投資機会に変えます!」と述べました。
施設情報
ロケーションと楽しみ方も注目です。北アルプスの美しい雪景色や満点の星空、焚き火を囲んでの会話など、さまざまな体験が待っています。土日祝は混雑が予想されますが、平日は空いている日もあるので、予約は公式サイトから確認しましょう。
安全策を講じたこのグランピング施設で、安心して自然を満喫してみてはいかがでしょうか。