保育者育成塾開校
2023-06-15 15:30:01
保育者の質向上を目指す新たな養成塾が開校!未来の保育を担う研修講師を育成
保育者の質向上を図る新たな養成塾が開校
最近、幼児教育や保育の現場において「質の向上」が求められるようになっています。これは加速する少子化対策の一環として、こども家庭庁が示した『こども未来戦略方針』に基づくものです。保育施設の淘汰が進む中で、質の高い保育を提供することが、選ばれる保育施設となるための鍵になると考えられています。
これまでの状況
保育・幼児教育の現場では、質の向上が重要視されていますが、保育者の学びに対する研修の実施内容や質は必ずしも高くありません。多くの研修が講師の経験や独自のスタイルで進行されており、効果的な研修手法が不足しているのが現実です。結果として、研修を受けた保育者が自信を持てずにいるという問題が生じています。このような状況を踏まえ、私たちは保育者の研修の質を向上させるための養成塾を開設する運びとなりました。
養成塾の概要
この養成塾は、2023年6月から10月までの期間にわたり、保育者養成校の教員や自治体の幼児教育アドバイザーを対象に開講されます。受講者は約50名を予定しており、質の高い講師陣が指導に当たります。講師には、和洋女子大学の矢藤誠慈郎教授やお茶の水女子大学の特任教授宮里暁美氏など、専門的な知識を持った教授陣が参加し、受講生に対して「研修講師としての姿勢」や「研修構築の実践的スキル」を教えます。
実効性を重視したアプローチ
この養成塾では、研修の内容が実際の保育現場に還元されることを重視しています。質の高い研修を実現するためには、講師が保育現場の実情を把握し、その上で効果的な知識や技術を提供する必要があります。実際、養成塾では「模擬講座」など実践的な演習も取り入れ、受講者が自信を持って研修に臨めるようサポートします。
塾長のコメント
白梅学園大学の無藤隆名誉教授は、「研修は急速に拡大しているが、質をどう向上していくかが重要である」とし、受講者には実践的な内容を提供することが求められています。講座では、経験豊富な講師が、自身の研修方法を改善するための具体的な方法論を示すことが期待されています。
養成塾の今後の展望
本養成塾の目的は、優れた研修講師を育成することにあります。研修講師の質を向上させることで、保育者自身が自信を持ち、子どもたちに対してより良い保育が提供できる社会を目指します。特に、度重なる不適切保育の報道がある中で、保育者と地域社会の信頼を築くことが急務です。また、2023年秋には管理職を対象とした研修も実施予定で、さらなる質の向上に努めます。
会社情報
保育のデザイン研究所は、2016年に設立され、保育運営や研修支援、コンサルティングを行っています。今後も「子どもも大人も自分らしく輝いていける社会」の実現に向け、質の高い保育の提供に貢献していく姿勢を保ち続けます。
会社情報
- 会社名
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株式会社保育のデザイン研究所
- 住所
- 神奈川県藤沢市朝日町10-7 森谷産業旭ビル4階
- 電話番号
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0466-90-3952