AJA社が発表した新しいDante対応ミニコンバーターDANTE-12GAMの魅力とは

AJA社が新たに発表したDANTE-12GAMの革新性

AJA Video SystemsがNAB 2025に向けて新型のDante対応ミニコンバーター「DANTE-12GAM」を発表しました。これにより、シングルチャンネルの12G-SDI Danteオーディオエンベッド/ディスエンベッドが可能になり、オーディオ作業フローが一層スムーズになります。これまでのAJAのOG-DANTE-12GAMと同様の機能を持つこの新製品は、従来のSDI環境とDanteオーディオネットワークの間を素早くつなぐブリッジ役を果たします。

DANTE-12GAMの機能とデザイン

DANTE-12GAMは、最新の筐体デザインを採用し、16チャンネルのオーディオを同時に入力し、または出力することが可能です。これにより、最大32チャンネルのDante IPオーディオを扱うことができます。さらに、オプションのLCファイバーやBNC SFPトランシーバーを利用すれば、キャパシティを最大64チャンネルまで拡張することができ、プロジェクトの規模に合わせた柔軟な対応が可能です。

LCDディスプレイとコントロールボタンを装備しているため、ユーザーは直感的に操作でき、設定の変更も容易です。音質の高いオーディオエンベッドとディスエンベッド機能が小型のデバイスに搭載されているのは、特に現場やモバイルアプリケーションでの使用を想定した大きな利点です。

また、DANTE-12GAMは最大で4K/UltraHD信号をサポートしており、各種プロAV環境での使用に対応しています。冗長性を持たせたEtherNETポートや、シグナルジェネレーターも内蔵されているため、外部からのSDIソースがない場合でも利用可能です。

拡張性と互換性

Audinate社のJoshua Rush氏も、DANTE-12GAMの登場を歓迎しており、「この製品はDanteユーザーが直面する共通の課題を解決するための新たな道具として素晴らしい」と述べています。このように、AJAの新製品は市場における重要な革新とともに、Danteエコシステムの一翼を担うことになるでしょう。

DANTE-12GAMの特徴には、Dante ControllerやDante Domain Managerとの互換性、直感的なWebユーザーインターフェース、そして多種多様なネットワーク同期規格のサポートがあります。これにより、ユーザーはオーディオルーティングやシステム設定を自由に行うことができます。

DANTE-12GAMの価格と出荷時期

新製品DANTE-12GAMは、希望小売価格¥419,000でまもなく販売開始予定です。また、64チャンネルに対応したDANTE-12GAM-TR-LCおよびDANTE-12GAM-TR-BNCもそれぞれ¥547,000で販売され、DANTE-12GAMのすべての機能を持っています。

高性能なオーディオエンベッド/ディスエンベッド機能を持つDANTE-12GAMは、多様な現場でのニーズに応えるために開発された製品であり、次世代のビデオ制作現場に革命をもたらすでしょう。NAB 2025ではこの新製品が大きな注目を浴びることが予想されます。

未来の展望

AJA Video Systemsは、放送や映像制作において革新をもたらし続けてきた企業です。その技術は、ユーザーのニーズにこたえるために進化し続けています。DANTE-12GAMの登場は、その進化の一環であり、今後も多くのユーザーに支持される製品となるでしょう。最新技術を取り入れたDante対応のミニコンバーターによって、さらなる制作の可能性が広がり、ユーザーはより高品質なオーディオ体験を享受できることを期待しています。

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