環境保護に取り組む犬猫生活
犬猫生活株式会社は、東京都新宿区に本社を置く企業で、理念である「全ての動物とその家族の幸せな生活のために」をもとに、国産・無添加のプレミアムペットフードを提供しています。最近、同社はサプライチェーンの環境負荷を見直すことで、年間約4トンのCO2排出削減を実現しました。この取り組みは、ペットフード業界全体におけるEC/物流の持続可能性の向上に寄与しています。
サプライチェーン改善の具体的な取り組み
1. 倉庫の移転
犬猫生活は、物流の効率化を図るために、2024年7月中旬から新しい配送倉庫への移転を開始しました。新しい倉庫は富山県に位置し、これにより旧倉庫があった東京都、神奈川県、大阪府からの配送が効率的に行えるようになりました。この移転により、ドライフードの製造工場がある石川県との距離が縮まり、移送距離が短縮されることで、年間3.4トンのCO2排出を56%削減することに成功しました。
2. 梱包材の見直し
移転に合わせて、梱包資材の見直しも行いました。一部段ボールのサイズを変更し、積載効率を向上させることで、さらなる環境負荷の低減に貢献しています。この改善によって、年間約0.7トンのCO2排出削減が見込まれています。
犬猫生活の社会貢献活動
さらに、犬猫生活は質の高いペットフードの提供を追求するだけでなく、得た利益の20%を一般財団法人犬猫生活福祉財団に寄付することで、犬猫に関連する社会問題の解決にも尽力しています。この取り組みには、収容ゼロ、殺処分ゼロ、不適切飼育環境ゼロを目指す理念が含まれており、企業の利益を社会貢献に還元する姿勢が反映されています。
犬猫生活福祉財団は、群馬県にシェルターや不妊去勢専門病院を運営し、さらには他の団体への助成金提供やボランティア情報サイトの運営といった活動も行っています。将来的には、全国各地にシェルターの設立を予定しており、動物愛護のさらなる促進を目指しています。
まとめ
犬猫生活株式会社の取り組みは、環境への配慮と動物福祉の向上を目指すもので、ペットフード業界でも新たなリーダーシップを築く存在となっています。同社のサプライチェーン改善や社会貢献活動は、持続可能な未来を実現するための大きな一歩と言えるでしょう。今後も、犬猫生活はペットとその家族が安心して暮らせる社会の実現に向けて努力を続けていくことでしょう。