ISI日本語学校がAIによる新しい学習の時代を切り拓く
2025年4月から、ISI日本語学校グループがモノグサ株式会社のAI学習プラットフォーム『Monoxer』を本格導入することが発表されました。この取り組みは、世界中から集まった1万人以上の留学生に、より効率的で質の高い日本語学習の機会を提供することを目的としています。
Monoxerとは
Monoxerは、個々の学習者が自分のペースで知識を習得する助けとなるAI学習アプリです。学習者それぞれの進度に合わせてフィードバックを提供し、時間や場所に制約されることなく高品質な学習体験を実現します。このプラットフォームを利用することで、学生は効率良く学びながら、日本語力を飛躍的に向上させることが期待されています。
導入の背景
近年、日本での進学や就職を望む留学生が増えており、それに伴って日本語学習の需要も高まっています。この状況の中、学習者一人ひとりの目的や日本語の習得度に応じた最適な学習環境を提供することは、日本語教育界の重要な課題となっています。ISIはこの課題に対処するために、AIテクノロジーを活用したMonoxerを導入することを決定しました。
2024年8月には、ISI内の一部授業でMonoxerの実証実験が行われ、その結果、学習効果の高さから全コースへの拡大が決まりました。ISIの豊富なオリジナルコンテンツも活用し、更なる学習効果が期待されています。
Monoxerの特徴
Monoxerにはいくつかの独自の特徴があります。まず、学習者の習熟度に合わせた個別最適化学習が可能です。問題が自動生成され、各学習者の課題を考慮したプランが提供されるため、効率的に知識を身につけることが可能です。
また、独自の計算方法により、学習者の忘却を考慮した復習問題を自動で出題し、適切なタイミングでの学習を促します。さらに、学生の学習データを可視化することで、教員が個々のつまずきポイントを把握し、効果的な指導がしやすくなります。クラス全体の弱点を分析して授業を最適化することも可能です。
今後の展望
現在は、漢字や語彙、文法を中心としたコンテンツが提供されていますが、今後はリスニング、ライティング、発音練習などの日本語運用スキルや、EJU試験対策、特定技能試験対策まで、さまざまな学習領域に展開していく予定です。
Monoxerの導入により、留学生の日本語能力はより効率的に向上し、学びを通じた新しい未来が切り開かれることでしょう。
モノグサ株式会社の使命
モノグサ株式会社は「記憶を日常に。」をミッションとして掲げており、記憶定着を重視した学習プラットフォーム『Monoxer』を提供しています。多様な教育機関や企業に導入実績を持ち、教育ニーズに応じたサービスを展開しています。
会社概要
- - 法人名:モノグサ株式会社
- - 本社:東京都千代田区飯田橋3-8-5
- - 設立:2016年8月10日
- - 代表者:竹内孝太朗
- - URL:モノグサ株式会社
また、ISI日本語学校グループは1992年設立以来、全国に7校を展開する日本最大級の日本語教育機関であり、未来の留学生たちに質の高い教育を提供し続けています。