SELF-AIが実現するITエンジニア向けパーソナライズ学習サポートの未来

受講者のための新しい学習サポートが始まる

SELF株式会社は、オープンアップITエンジニア向けに、自社の学習管理システム（LMS）にコミュニケーションAI「SELF-AI」を導入した。この取り組みは、IT未経験者を対象に学習効果を高めることを目指している。

LMSとSELF-AIの概要

2025年7月1日から、オープンアップITエンジニアのLMSにおいて「SELF-AI」が活用され、彼らのサポート体制が強化される。このAIシステムは、ユーザーのニーズや特性を理解し、効率的な情報提案を実施する。

オープンアップITエンジニアのLMSは、ITスキルを学ぶための教材を提供し、技術的なノウハウや実際のエンジニアのインタビューなど、多岐にわたるコンテンツを揃えている。これにSELF-AIが加わることで、受講者は次に何を学ぶべきかを迷わずに進める助けとなる。

SELF-AIの機能と効果

SELF-AIは、受講者が学習を進める際の指針となる。具体的には、受講者が現在見ているページや学習の進捗に基づいて、適切なコンテンツを案内する機能がある。また、成績や進捗に応じた提案を行うことで、受講者の学習意欲を高める効果も期待できる。

さらに、ユーザーからの質問には即座に回答できるため、疑問を解消する時間を短縮。また、AIでは解決が難しい問題に対しては、適切なタイミングで人間の講師へつなぐ役割も果たす。

このようなサポートを受けられることで、受講者たちは自分のペースで安心して学習を進めやすくなる。

受講者からのフィードバック

オープンアップITエンジニアの経営企画本部の沼田洋之氏は、この取り組みの重要性を強調する。「従来は対面の講義中心でしたが、Eラーニング形式の移行に伴い、受講者への個別サポートが課題となっていました。しかし、AIを導入したことで24時間いつでもサポートが可能となりました。受講者からも気軽に質問できる環境が評価されています。」

今後の展望

SELF株式会社は現在もユーザーへのサポート機能拡充を目指し、システムの連携を進めている。オープンアップITエンジニアの社内向けだけでなく、外部企業への展開も計画しており、より多くのIT未経験者に学習支援を提供することを目指している。

このように、SELF-AI導入によるパーソナライズ学習支援は、IT教育の新たなスタンダードとしての地位を確立しつつある。受講者一人ひとりが自分のペースで学習を進め、未来のITエンジニアとして成長していく姿が期待される。

企業概要

株式会社オープンアップITエンジニアは、1999年に設立された企業で、主にIT教育を手掛けている。代表取締役は中島淳二氏で、東京都千代田区に本社を構えている。SELF株式会社は2014年設立で、コミュニケーションAIの開発に特化しており、生見臣司氏が代表を務める。今後も、新たな技術を用いた教育支援を進めていくことが期待される。