世界の野バラを知る、庭を彩る美しい図鑑5月発売

世界の野バラを知る、新たなガーデニングの提案

2025年5月に、グラフィック社から『庭を彩る野バラ野生種とその近縁のバラ38種』という書籍が発売予定です。この本は、世界中の野生種とその近縁のバラ38種類の魅力を探求した図鑑で、特に北欧のガーデナーであるスウェーデン出身の著者、マリカ・デリーン氏が手掛けています。

野バラの多彩な魅力

『庭を彩る野バラ』という書籍では、各バラを色別に分類してそれぞれの特徴を写真と共に紹介しています。野バラは、その自然な美しさだけでなく、病気や害虫に強い丈夫さを持ち、無農薬でも育てやすい点が魅力です。さらに、開花後の実であるローズヒップはハーブティーやリース作りの素材としても人気があります。

また、四季折々に異なる表情を見せる野バラは、在来植物や野草とも相性が良く、自然と調和する庭を作るうえで最適な選択肢となります。

内容の詳細

本書では、バラの基本的な知識や歴史、育て方のポイントに加え、バラと共に育てるのに適した植物27種類も紹介されています。各バラの植物学や受粉のメカニズム、開花時期の情報も細かく記載されており、初心者から上級者まで幅広く楽しめる内容となっています。

目次に見るバラの世界

目次には、白いバラ12種類の紹介や、スウェーデン特有のバラの遺産、日本のバラのコーナーなど、興味をそそる項目が並びます。スピノシッシマ系統やジャパニーズ・ローズ、つる性の野バラなど、各バラの育成法も詳しく解説されています。特に注目したいのは、色別に分かれたバラの紹介部分で、それぞれの個性が活き活きと描かれています。

著者と編集者のプロフィール

この素晴らしい図鑑を手掛けた著者、マリカ・デリーン氏はスウェーデンのガーデンデザイナーで、家庭環境での自然との付き合いが影響を与えています。彼女は独学でガーデンデザインを学び、現在は造園業を営みながら自宅でも野バラを育てています。対照的に、日本側の監修を務める元木はるみ氏は、バラの文化と育成方法の研究を行い、さまざまなメディアでその魅力を発信しています。

この書籍はバラ愛好者やガーデニング初心者、さらには美しいビジュアルブックを求める読者全てにとって魅力的な一冊となるでしょう。