熊本市で開始された新型コロナウイルス検査業務
熊本市では、高齢者施設従事者に向けた緊急PCR検査業務がスタートしました。この取り組みは、感染症対策の一環として、ヘルスケアテクノロジーズとSB新型コロナウイルス検査センターが連携し実施されます。
各社の役割と仕組み
ヘルスケアテクノロジーズは、オンライン健康医療相談サービス「HELPO」を活用して、検査の予約受付や結果通知を管理します。このアプリはスマートフォンから手軽にアクセスでき、施設の従業者が簡単に検査を受けられるよう支援します。
SB新型コロナウイルス検査センターは、唾液検体採取キットの提供と、回収した検体の検査を行います。
検査の流れ
まず、対象となる高齢者施設の管理者は、ヘルスケアテクノロジーズのウェブサイトから検査の申し込みを行います。従業者は「HELPO」を利用して検査の予約を行った後、指定の手順に従って唾液検体を採取します。採取した検体は配送業者によってSB新型コロナウイルス検査センターに送られ、検査が実施されます。結果は再び「HELPO」を通じて確認可能です。
また、検査の同意書の作成や回収サポート、検査手順の周知といった業務もヘルスケアテクノロジーズが行うため、施設管理者にとっては非常に運営が楽になります。
対象者について
この検査の対象者は以下の施設における従業者です:
- - 高齢者施設(408カ所:約1万300人)
- - 障がい者施設(76カ所:約1,400人)
- - 医療施設(210カ所:約2万5,400人)
詳細な対象者については、熊本市の関連部署に問い合わせることが推奨されています。
今後の展開
ヘルスケアテクノロジーズとSB新型コロナウイルス検査センターは、自治体や団体、企業へ向けてもこのヘルスケアプラットフォームを利用した唾液PCR検査の提供を行っていく予定です。
個人情報の保護
本業務を通じて得られた検査データや個人情報は、適切なガイドラインに従って管理されます。個人情報保護法を基にしたプライバシーポリシーに従うため、利用者は安心してサービスを利用できます。
会社概要
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社は2018年に設立され、ソフトバンクグループの一員です。「HELPO」は、病気予防や健康増進を目的としたオンラインサービスで、スマートフォンを使った健康相談や病院検索が可能です。詳細は公式サイトで確認できます。
SB新型コロナウイルス検査センターは、新型コロナウイルスの唾液PCR検査を行うための専用施設を運営。これまで多くの法人や自治体への検査提供実績があります。
熊本市のこの取り組みは、自体や地域、企業のコロナ対策において重要な役割を果たすことが期待されています。