熊本のソウルフードを支える取り組み
熊本県玉名郡南関町に本社を構える塩山食品株式会社は、県内の名産品である「南関あげ」を製造・販売しています。この度、塩山食品はプロサッカーチームであるロアッソ熊本のサポートカンパニーに就任し、地元のスポーツ文化を後押しする取り組みを開始しました。地元の人々に元気を届け、子どもたちに夢を持つことを後押しするという理念のもと、塩山食品は地域振興とスポーツの発展に貢献する意気込みを示しています。
南関あげとは
南関あげは、熊本県南関町の伝統的な揚げ豆腐で、その独特の食感と風味から広く愛されています。昭和56年から製造を始め、地元のスーパーマーケットや飲食店で販売されています。近年では、有名人やマスメディアからの注目を浴びるにつれ、「南関あげ」を使用したいなり寿司を提供する飲食店が全国に増加しています。これらの動きは、南関あげが熊本のソウルフードとしての地位を確立する一因となっています。
ロアッソ熊本との連携
ロアッソ熊本は、「県民に元気を」という理念のもと、地元のスポーツ文化を盛り上げる活動を行っています。塩山食品がサポートカンパニーに加わることで、地域の活性化だけでなく、熊本のサッカー界にも新たな風を吹き込むことが期待されています。両者の取り組みは、地元住民だけでなく、全国のサッカーファンからも注目されています。
地域振興のための活動
塩山食品は南関町だけでなく、福岡や佐賀などの近隣県からも訪れる多くの顧客に支えられています。特に2007年にオープンした「特産品センターなんかんいきいき村」は、南関あげのアンテナショップとして、地元食材を提供するとともに、観光スポットとしても機能しています。また、ネット通販も展開しており、全国からの注文に応じています。
今後の展望
2025年11月からのサポート契約を契機に、塩山食品とロアッソ熊本は互いに成長し合い、地域への貢献をさらに強化していきます。厳しい競争の中で、塩山食品は「南関あげ」の魅力を最大限に引き出し、サッカーチームを応援する姿勢を続けています。地域社会とともに成長していく姿勢が、今後の熊本の文化振興にも繋がっていくことを期待しています。塩山食品のホームページでは、商品の詳細や最新情報が掲載されているので、この機会にぜひ訪問してみてください。南関あげの豊かな風味と、ロアッソ熊本の情熱をともに感じ取ることができるでしょう。