ダイセーグループが開催した自衛隊式安全教育セミナーの全貌とは

ダイセーグループが自衛隊式安全教育セミナーを開催

2025年1月28日、愛知県弥富市に本社を置くダイセーグループの株式会社ダイセーセントレックスが、自衛隊式安全教育セミナーを開催しました。このセミナーは、社員の安全教育の一環として行われ、自衛隊で豊富な経験を持つ講師、久米功記氏を迎えました。この機会に、参加者は自衛隊の実体験を通じて安全教育の重要性を学びました。

セミナーの背景

ダイセーセントレックスでは、自衛隊を退官した社員が2名在籍しており、彼らは安全教育や品質管理の担当をしています。このような人脈を向上させ、2023年から「自衛隊式教育セミナー」を定期的に行う方針をとっています。自衛隊での指導経験を持つ講師を招くことで、より実践的な安全教育が可能となっています。

セミナーの内容

今回のセミナーでは、各拠点での安全教育を行う次世代リーダーを対象に、久米氏が自衛隊の安全教育の必要性やその実行方法について具体的に解説しました。内容は多岐にわたりますが、特に重要なポイントは以下の通りです。

- METT-TC分析法: 自衛隊が任務を遂行する際の分析方法。この手法は、企業における安全管理やリーダーシップにおいても応用可能です。
- フラクタルな組織体制: 高い現場力を生むための組織構造について。
- リーダーの心構え: リーダーとしての責任感や指導力をどう養うかに焦点を当てました。

自衛隊が実際にどのように任務を分析し、遂行しているのかは、参加者にとって非常に貴重な学びとなり、企業の安全管理においても役立つ情報が提供されました。

講師のプロフィール

久米功記氏は、陸上自衛隊での豊富な経験を持っています。彼は富士学校普通科部教育課で戦闘教官を務めた後、第35普通科連隊で本部管理中隊長および第4中隊長として指揮を執りました。また、教育隊長として新隊員の指導も行っていました。2024年に退官し、現在は春日井市役所の防災専門官として、市民の安全確保に向けた活動に従事しています。

ダイセーグループについて

ダイセーグループは、1969年に創業され、自動車運送や倉庫事業を中心としながら、さまざまな事業を展開しています。現在、国内外に211拠点を展開し、食品物流に特化したサービスを提供しています。多様な事業展開は、業界内での競争力を高め、さらなる成長を追求しています。

このように、自衛隊式安全教育セミナーは、ダイセーグループの社員にとって貴重な学びの場となったと言えるでしょう。安全教育の重要性が再認識され、今後の業務に活かされることが期待されています。