新しい葬送「ゼロ葬」
2018-07-18 16:11:04
長野県初の新サービス「ゼロ葬プラン」導入とその意義
新しい葬送スタイル「ゼロ葬プラン」
長野県内で初めて導入される「ゼロ葬プラン」が話題を呼んでいます。このプランでは、遺骨を持ち帰らないという選択肢を提供し、特に引き取り手のいない遺骨の問題に着目しています。近年、少子化や離婚率、未婚率の上昇とともに、伝統的な家族のあり方が変わり、「墓」を守ることが難しくなってきています。こうした状況がここ数年の「引き取り手不在の遺骨」を生み出す原因となっています。
引き取り手不在の遺骨の背後にある事情
遺骨の引き取り手が不足している理由は、身寄りがないことや、故意に忘れ去られるケースがあることです。特に少子化が進むと、次の世代が遺族としての役割を果たせない可能性が高まります。また、親族との関係が希薄になる中、葬儀や埋葬の慣習が守られなくなることも影響しています。これにより、遺骨を営む側が困難に直面している現状があります。
「ゼロ葬プラン」の具体的内容
このプランは、主に二つの選択肢を提供しています。ひとつ目は「全骨委託プラン」で、価格は128,000円。これにより、総額直葬プラン+火葬後の遺骨を火葬場に委託します。法的同意のための署名が必要ですが、火葬料金以外の追加費用が発生しません。
ふたつ目は「分骨プラン」で、148,000円。このプランでは遺骨の一部を専用容器に持ち帰ることができ同様に署名が求められます。
提供後の供養方法としては、手元供養や散骨、納骨堂への納骨などが選べるが、火葬場に残す遺骨は全て合祀供養となります。
ゼロ葬の特徴と留意点
ゼロ葬の魅力は、何と言ってもコストの面で安価であること、そして準備や日程を最小限に抑えることができる点です。しかし、注意が必要なのは、一度合意書に署名をした後は、その意向を撤回することができなくなる点です。これには、家族や親族とのしっかりとした話し合いを経て、自分の意思を明確にすることが重要です。
つばさ公益社の使命と地域への貢献
このプランを提供しているのが、株式会社つばさ公益社です。2017年に創業し、墓じまいの専業として歩んできた同社は、不要な墓地を整理するサービスを開始しました。そして、2018年にはつばさホールの営業を開始し、地域への貢献を強化してきました。
長野県佐久市小田井906に本社を構えるつばさ公益社は、自社のウェブサイトを通じてサービスを案内しています。遺骨を持ち帰らないことが、引き取り主不在の遺骨の問題解決につながるのか、地域の注目が集まっています。
会社情報
- 会社名
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株式会社つばさ公益社
- 住所
- 長野県佐久市小田井906
- 電話番号
-
0120-123-300