2025年の子育て世帯、夫婦の節約意識調査で浮かび上がった意見の違いとは

2025年の子育て世帯の節約意識と夫婦の価値観

近年、物価が急騰し、特に家計に影響を与えているのが食料品の値上げであり、これを受けて多くの家庭が節約を意識するようになっています。今回、au PAY マーケットが行った調査によれば、未成年の子どもを持つ30代から50代の夫婦において、節約に対する意識に大きな違いが見られました。ここではその調査結果をもとに、夫婦間の節約に対する温度差や認識の違いについて詳しく見ていきます。

夫婦の節約意識のズレ

調査結果によると、約3組の夫婦のうち1組が、節約に対する意見や考えが一致していないことが明らかになりました。特に「夫婦で節約に対する温度差」を理由に節約に関して揉めたことがあるという回答が多く、具体的には21.8%がこの点を挙げています。このような温度差は、家庭内での無駄遣いに対する見解の違いから生じるようです。

妻の74%が自身が節約に貢献していると認識し、一方で夫はその意識が約半数に留まるという調査結果も。これにより、夫婦間での節約意識の違いが浮き彫りとなり、それがストレスやコンフリクトの原因にもなっていると言えます。

無駄遣いの認識について

さらに、夫婦間で無駄遣いと感じている項目にさまざまな違いが表れています。最も無駄遣いと感じる項目は「お酒」、「外食」、「頻繁なコンビニ利用」などが上位に挙がりましたが、女性は「車・バイク関連」や「他人におごる」ことを無駄遣いと感じる傾向が強いのに対し、男性は「美容」や「旅行」、「美容院」を重視していることがわかります。これにより、各自の価値観が反映され、節約に対する考え方にも顕著な影響を与えているのです。

ポイント制度の活用

夫婦で共通の節約ルールとして最も支持を集めているのが「ポイントが多くつく日に集中して買い物をする」というもので、つまり、買い物のタイミングで賢く節約を図ることが全体で36.8%の支持を受けています。このルールが成立するには、夫婦間での情報共有や話し合いが必須であり、こうした工夫が状況を改善へと導く一助となっています。

2025年の物価高と節約のストレス

2025年に最も経済に影響を与えた出来事が「お米の値上げ」であり、これによりお米をECで購入する層が急増しています。節約を意識するあまり、選択や時間の無駄がストレスになっている人も約7割に達する結果となりました。安価な商品を選ぶことで、かえってストレスを感じている状況です。

ポイ活の今後

ダ君の調査によれば、「ポイ活」よりも「節約」にストレスを感じている人が圧倒的に多く、今後重視したいのは「ためたポイントを増やすこと」であることが示されました。消費者はポイント還元キャンペーンではなく、ポイントがどれだけ増やせるかに注目している傾向にあります。これにより、来るべき節約意識に沿った新しい習慣が様々な家計に広がることが予想されます。