AI活用のプロ、関憲人が語る買取業界の未来とは
2026年9月29日にオンラインで開催されるリユースフェスに、買取マクサスの代表である関憲人(通称:せきえもん)が登壇します。今回の講演のテーマは「今すぐ始める!買取業のAI活用実践ガイド」。AI技術が急速に進化する中、買取業界はどのようにその波に乗って行くことができるのでしょうか。関氏は成功例と失敗例を交えながら、AIの導入に対する具体的なアプローチを提案します。
リユースフェスについて
リユースフェスは、リユース業界の最新トレンドや動向が集まるイベントです。オンラインとオフラインの両方で開催され、多くの専門家や関係者が一堂に会します。本年度はオンライン配信の他に、渋谷ストリームホールでのオフライン参加も可能。参加費用はオンラインが3,000円(税込)、オフラインは一般10,000円、先行8,000円と設定されています。
AI活用ワークフローを解説
関氏の講演では、小規模事業者でも導入可能なAI活用のワークフローが紹介されます。具体的には、画像査定、問い合わせ対応、在庫同定、価格の最適化、再出品の自動化といった工程が詳細に説明され、簡単に取り組めるチェックリストや導入の優先度までがเสนอされます。これにより、参加者は明日からでも実行可能な具体的な手法を学ぶことができます。
関憲人のキャリアと哲学
関氏は高校中退後、スキー/スノーボードインストラクターとしての経験を経て、ニュージーランドへ留学。その後は不動産業界に就職し、2012年には株式会社マクサスを設立しました。リユース業界での経験を活かし、独自のWebマーケティングとシステム開発を取り入れたビジネスを展開しています。個人としてもSNSを通じて買取業界の情報を発信しており、その名も「せきえもん」。
関氏の考えるAIの役割は、現場の業務を単に置き換えるものではなく、判断の基盤を強化するためのパートナーだとされています。「査定の一次判定や初動の問い合わせ、価格改定候補をAIに担ってもらい、最終的な判断は人間が行う」とし、AI導入に対する期待とリスクについても開示しています。
AI運用の重要性
講演内で特に注目されるのが、AIの運用を止めないことの重要性です。関氏は「ミスゼロを目指さず、ミスを前提に対策を考えることが重要」と指摘。ナビゲーションとしてのAIを、ロールバック、手動確定、学習データ更新を織り交ぜながら運用する方法を発表します。これこそが、業界全体に向けた新しい「運用の型」になると確信しています。
最後に
リユースフェス2026での関憲人の講演は、買取業界の最新トレンドを知る絶好の機会です。AIをどう活用し、どう業務に組み入れていくのか、そのカギを握る情報がてんこ盛りです。業界の革新を目指す方々は、ぜひ参加を検討してみてください。