エンゲージメント調査報告
2025-02-26 13:27:42

八戸市役所の組織活性化へ向けたナカシマアツシの挑戦と提言

八戸市役所のエンゲージメント向上の取り組み



青森県八戸市は、その豊かな自然と文化、重要な港町として知られ、多くの魅力を持つ地域ですが、一方で職員のエンゲージメントの向上が急務とされています。新たに「職員エンゲージメントアドバイザー」に就任したナカシマアツシ氏が、八戸市の組織活性化に向けて重要な提言を行いました。

ナカシマアツシの役割と市役所との連携



ナカシマ氏は、株式会社CAQNALの代表取締役であり、組織人事の専門家です。彼の使命は、八戸市役所が直面する様々な人事関連の課題、特に職員のモチベーションや職場環境の向上を図ることです。彼は2024年8月にアドバイザーとして就任し、以降、その専門知識を生かして具体的な施策を導入するための活動を開始しました。

2024年2月4日に実施された最終報告会では、約1100名の市役所職員を対象としたエンゲージメント調査の結果が発表され、その結果を踏まえた今後の改善策が提案されました。この調査は八戸市役所が直面する多くの課題に対しての解決策を見出す試みとして非常に重要です。

調査結果から導き出された課題



調査はインターネットを介し、約半月にわたって行わました。主な調査項目には、職員の仕事への満足度、組織への帰属意識、上司や同僚との関係性、キャリア開発に関する満足度、ワークライフバランスなどが含まれています。調査の結果、以下のような課題が明らかになりました。

1. 人事評価の不透明性: 上司からのフィードバックが不足しており、モチベーション低下の要因となっていました。評価基準についても不透明さが指摘されています。

2. 働き方の改善が必要: 職員からはワークライフバランスに対する不満が寄せられ、業務負担が大きな要因となっていました。

3. キャリア育成の機会不足: 研修やキャリアパスについての不安を感じている職員が多く、良いロールモデルが不足しているという声もありました。

具体的な改善策



エンゲージメント調査から導き出された課題に対し、ナカシマ氏は具体的な改善策を提案しました。例えば、以下のような施策です。

  • - 人事評価制度の見直し: 定期的にフィードバックを行う面談の実施や、評価基準の明確化を進めることで、職員のモチベーションを向上させる狙いがあります。
  • - ワークライフバランスの向上: 男性職員の育児休業の取得促進や、年次有給休暇の取得を奨励することで、職員が働きやすい環境を整備。
  • - 教育・キャリア形成の強化: 八戸市独自の人材育成計画を策定し、職員にとって有意義な研修及びキャリア形成サポートを提供する方針です。

ナカシマ氏の考え



ナカシマ氏は、「今回の調査結果は八戸市役所の組織活性化に向けたスタートラインだ」と語り、施策の実行に向けて継続的な支援を行う意向を示しました。また、地方自治体における人的資本活用の試みとして八戸市が全国のロールモデルとなることを期待しています。

八戸市の魅力と今後



八戸市は、その豊かな自然環境や文化的背景を生かし、魅力的な地域を目指しています。エンゲージメントの向上に取り組むことは、職員だけでなく、市民や訪問者にとっても利益となると考えられます。地域の価値が高まれば、魅力ある地域づくりに貢献できるでしょう。

このような取り組みを通じて、八戸市役所が一層活気にあふれ、職員一人一人のエンゲージメントが向上し、さらなる市の発展へと繋がることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社CAQNAL
住所
東京都港区六本木7-12-2R7ビルディング SPACES六本木
電話番号
03-6823-7524

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