夢を叶えたお友だちと作ったお菓子の家　笑顔あふれる特別な一日

夢のお菓子の家が実現した特別な日

2023年9月15日、兵庫県明石市で心温まるイベントが開催されました。株式会社イオンファンタジーが、認定NPO法人ジャパンハートの協力のもと、子どもたちの夢を実現する社会貢献活動「ララゆめ」によって実現した「お菓子の家作り」です。この日、参加したのは急性リンパ性白血病と闘った5歳のゆいちゃん。ゆいちゃんは入院を共にした友達と一緒に、お菓子の家を作ることが夢でした。

辛い治療を乗り越えた絆

入院の約1年間、辛い治療により体力を奪われ、不安な日々を過ごす中で、ゆいちゃんを支えてくれたのは同じ病気と闘う友達の存在でした。彼女は「たくさん注射を頑張ったから、お菓子のお家を作ってみんなで楽しく過ごしたい」と、心からの願いを抱いていました。この企画は、同じような経験をした子どもたちが集まり、心温まるひとときを過ごすことができる機会となりました。

お菓子の家が完成するまで

当日、ゆいちゃんと友達たちはたくさんのお菓子を前にして目を輝かせていました。ウエハースやクッキー、チョコレートを使い、自分たちの創造性を生かして「お菓子の家」を作り上げていきました。子どもたちの笑顔が弾ける姿は、見る者の心を温かく包み込むものでした。完成したお菓子の家が並ぶ中で、ゆいちゃんはその街の名前を「にじのまち」と名付け、みんなで記念撮影を楽しみました。

甘い思い出と感謝の気持ち

入院中には食事制限を強いられ、多くのことを我慢してきた子どもたちが、この日だけは思い切り甘いお菓子を頬張りながら笑い合う姿は、とても印象的でした。友達と共に辛い時間を乗り越えたその絆は、新たな思い出として深く刻まれました。

参加者の喜びの声

ゆいちゃんは「お友だちと一緒にお菓子の家を作れて楽しかったです！みんなで“にじのまち”が完成し、また集まって遊びたいです」と笑顔で話しました。

彼女の母親も「入院中に食べることができなかったが、今日はみんなと一緒に好きなだけ食べる姿を見て、とても嬉しかったです」と感動を伝えました。今回の企画の実現に協力したジャパンハートの理事長、吉岡春菜さんも「ゆいちゃんの夢を実現できてうれしいです。このような活動を通じて、小児がんについてもっと多くの方に知ってもらいたいです」と語りました。

これからの夢に向かって

「ララゆめ」は、これまでに多くの子どもたちの夢を実現してきた活動で、特設サイトやYouTubeでその様子を公開しています。ゆいちゃんの夢の達成の様子も、後日公式チャンネルで公開予定です。子どもたちの夢や希望を応援する活動が今後も続いていくことを期待しています。夢を持つことの大切さを忘れずに、子どもたちが未来へと羽ばたいていく姿を見守っていきたいですね。