株式会社丸五、厚生労働省主催「SAFEコンソーシアムアワード」でブロンズ賞を受賞

株式会社丸五が「SAFEコンソーシアムアワード」でブロンズ賞を獲得

株式会社丸五（所在地：岡山県倉敷市、代表取締役社長：福田正彦）は、厚生労働省が主催する「SAFEコンソーシアムアワード」において、地元履物メーカーの日進ゴム株式会社（本社：岡山県岡山市、代表取締役社長：渡邉育正）および岡山県+SAFE協議会（小売業）と共同で行った転倒災害防止活動が評価され、企業等間連携部門でブロンズ賞を受賞しました。

SAFEコンソーシアムアワードとは

SAFEとは「Safer Action For Employees」の略であり、労働災害の防止や職場の安全、健康促進の取り組みを目指す厚生労働省の活動の一環です。このアワードは、職場における事故や健康推進に関する事例を広く募集し、優れた実績を持つ企業や団体を表彰しています。

2025年の表彰式は、東京都のベルサール御成門駅前で行われ、丸五が提出した「丸五＆日進ゴムによる岡山県のスーパーマーケット転倒災害防止大作戦」という取り組みが評価されました。

受賞の背景と転倒災害の現状

近年、転倒による事故が増加しており、厚生労働省の調査によると、平成25年に25,878件だった転倒事故が令和5年には36,058件に増加し、約140%の増加となっています。職場での転倒事故は特に重要な社会課題であり、40歳以上の労働者の転倒リスクが顕著に増えていることが問題視されています。

この社会的問題に対処するため、岡山労働局は丸五と日進ゴムと協力し、岡山県内のスーパーマーケットにおいて、従業員50名の靴の状態や靴底の擦り減りを調査しました。この活動を通じて、靴の使用状況や床環境についての改善策が提案されました。

コミュニケーションと現場からの声

スーパーマーケットの従業員からは、靴の消耗に気付かず使用を続けるケースがあることがわかりました。丸五は、職場での靴の状態をチェックし、転倒のリスクを指摘することで、事故防止に貢献しました。この結果により、受賞が実現しました。

新商品の開発

さらに、高齢化が進む日本において、シニア世代の労働者が増加し、転倒事故のリスクも高まっています。丸五は、これに対応するために、高滑り止め性と優れたコストパフォーマンスを兼ね備えた新シューズ「ウルトラソール#74」を発表しました。このシューズは完全防水で、飲食店や食品加工コーナーでの使用に適しています。