会社が取り組むソーラーシェアリング事業
株式会社アグリツリーがJICA(国際協力機構)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業~ビジネス化実証事業~」に採択されました。このプロジェクトは、中小企業が具体的にSDGs(持続可能な開発目標)に寄与する新たなビジネスを立ち上げることを支援するものです。
採択されたプロジェクトの全容
今回、アグリツリーが採択されたプロジェクトは「ベトナムにおけるソーラーシェアリング導入による農水産業の脱炭素実現に向けたビジネス化実証事業」です。ベトナムの農業に着目し、再生可能エネルギーの導入によって農業とエネルギー生産を融合させることが目指されています。
「ソーラーシェアリング」とは、農地の上に約3メートルの高さの架台を設置し、その上に太陽光発電パネルを取り付けることで、農作物の生産とエネルギー発電を同時に行う仕組みです。この技術により、資源を有効に活用し、農業と発電を両立させることが可能となります。特にアジアの中でも一次産業の比率が高いベトナムにおいては、農地を活用した新たなビジネスモデルの確立が期待されます。
事業の具体的な狙い
アグリツリーは、この取り組みを通じて、地域の小規模な生産者が持つ農地を活用し、自然エネルギーによる発電と農業の持続可能な発展を実現することに注力しています。さらに、農水産業に従事する人々の収入向上と、環境保全の両立を図り、ベトナム全体の脱炭素化にも寄与する狙いがあります。
JICAの支援について
この採択は、2023年2月16日に行われました。この支援を通じて、アグリツリーは持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。今後も地球環境に配慮した事業活動を通じて、日本国内外の地域社会の発展に寄与していくことを目指しています。
株式会社アグリツリーの紹介
アグリツリーは、2018年に設立され、福岡県那珂川市に本社を置いています。同社は、ソーラーシェアリングに関するコンサルティングから設計、資材調達、施工、維持管理まで幅広いサービスを提供しています。具体的な事例として、これまでに幾つかのプロジェクトを手掛け、実績を積んできました。
詳細な情報へのリンクは、
こちらをご参照ください 今後の展開が楽しみなアグリツリーのプロジェクトに注目が集まります。