工学院レーシングチームが優勝を目指し新車両お披露目、学生フォーミュラ2024大会に挑戦

工学院レーシングチーム、新車両お披露目

工学院大学が誇る学生プロジェクト「工学院レーシングチーム(KRT)」は、2024年に開催される「学生フォーミュラ日本大会」に向けて、新たに設計したフォーミュラカーのお披露目会を行うことが決定しました。お披露目は、8月23日(金)に大学の八王子キャンパスにて実施される予定です。

この大会は、全国の学生たちがチームを組んで制作した小型レーシングカーの性能やデザイン、安全性を競うもので、昨年大会ではKRTが総合4位という好成績を収めました。今年はそれを上回る結果を目指し、さらなる改良を施しています。

今年の大会は、9月9日から14日までAichi Sky Expoで開催される予定で、KRTは前年の成績を更新し、総合優勝を目指しています。チームリーダーの矢崎綺洞さんは、「私たちの目標は総合優勝です。これまでの経験と改良を活かし、最大限のパフォーマンスを発揮したい」と意気込んでいます。

車両改良のポイント

KRTは昨年のフォーミュラカーKRT23の性能向上のため、いくつかの重要な改良を行いました。特に、車両制作時に生じる誤差を最小限に抑えるために、アルミフレームの治具を変更しました。この新しいフレームは断面積が大きく、剛性を高めることが期待されており、マシンの性能向上に寄与しています。

お披露目会では、新車両の詳細な説明とともに、各セクションによる解説も予定されています。これには、パワートレインのドライサンプ方式導入による質量集中化や、軽量化を図るための部品改良、さらには空力特性を高めるための材料選定についても触れられる予定です。

学生フォーミュラ日本大会について

この大会は、学生たちが独自に企画から設計、製作までを行ったレーシングカーを競い合う場であり、技術力だけでなくチームワークやリーダーシップも求められます。参加チームは、車検や静的な審査、さらには動的性能を評価され、合計1,000点満点で順位が決定されます。

大会の日程とアクセス

2024年9月の大会は、オンラインでの静的審査が3日から6日まで、そして現地での車検および動的審査が9日から14日まで実施されます。会場はAichi Sky Expoで、詳細は大会公式サイトで確認できます。

KRTは、この新しい挑戦を通じて得られる成果を信じており、皆さんの応援を必要としています。お披露目会は、オンラインでも同時開催され、参加希望者は公式サイトから申し込むことができます。