ベトナム語版SPIDERPLUSの提供開始について
スパイダープラス株式会社は、建設DXサービス「SPIDERPLUS」のベトナム語版を2024年10月23日より提供開始することを発表しました。この新しいサービスの導入により、ベトナム国内の企業がこのプラットフォームを利用しやすくなり、業務効率化をより推進することが期待されます。
ベトナム市場の重要性
スパイダープラスは、日本国内での成功に基づき、海外展開を進めており、特にベトナムを最も重要視している国と位置付けています。この決定は、2024年4月に設立したハノイの子会社が営業活動を開始したことに端を発しています。現地の社員やパートナーが英語版のSPIDERPLUSを活用してきたものの、ベトナム語対応のプラットフォームが必要という声が多く寄せられていました。
現地のニーズと市場成長
Global Data Reportによれば、2023年のベトナムにおける建設市場は約95.8億ドルで、2025年から2028年にかけて年間平均6%以上の成長が見込まれています。こうした背景から、現地でのニーズに応えるべくSPIDERPLUSのベトナム語版の導入を決定しました。この判断は、今後の市場成長の可能性を踏まえたものです。
多言語カスタマーサポート
また、スパイダープラスは顧客サポートを重視し、2023年からはベトナム語のカスタマーサポートを開始。その後、2024年10月までにタイ語、中国語(繁体字)、インドネシア語、英語を加え、5ヶ国語でのサポート体制を整えています。これは、海外市場での事業拡大に対応するための重要なステップです。
スパイダープラスの使命
2011年から提供を開始したSPIDERPLUSは、建設現場での業務効率化を目指してデジタル化を進めてきました。現在では1,900社以上、約72,000のユーザーに導入され、現場の課題を解決するための機能開発を行っています。特に、現場での情報の行き違いや持ち帰り仕事などの非効率な業務を解消することに焦点を当てています。今後もハノイの子会社を通じて、ユーザーの声に耳を傾けながらサービスの質を向上させていく方針です。
ベトナム語版SPIDERPLUSの導入は、建設DXの加速だけでなく、現地市場での競争力を高める重要なステップとなります。スパイダープラスは、これを機により多くの企業と連携し、技術の進化を促進することを目指します。