データ活用の新時代
2023-01-05 10:00:01

地域のデータ活用を進化させる「データの地産地消」の挑戦

地域のデータ活用を進化させる「データの地産地消」の挑戦



2022年は、地域密着型のデータ活用の重要性が再認識された年でした。特に、「DYNATREK®︎」という仮想データ統合サービスを導入した金融機関との取り組みが活発化し、地域運営やビジネス改善に向けたデータ活用が期待されています。

注目すべきだったのは、「第8回DYNATREK地方銀行ユーザー会議」の開催です。新型コロナウイルスの影響で3年間の中断を経て、参加者はそれぞれの地域でのデータ活用事例を共有しました。この交流からは、地域のニーズに応じたデータ活用の在り方が見えてきました。

特に、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の進行に伴い、企業は業務の効率化や事業モデルの改革を迫られています。DYNATREKは、地域のデータをその地域の人々が柔軟に活用できる環境を提供し、地域ごとの独自性に根ざした業務革新を促しております。これにより、固有のニーズに応じた効果的な施策が実施可能になります。

また、金沢大学との共同研究も行っています。石川県羽咋市をフィールドに、自治体や公的な統計データを融合させて「地域まるごとモデリング」を構築中です。このモデルにより、地域におけるデータ分析が進み、自治体職員が自らデータを活用して戦略を立案する仕組みが築かれています。

私たちはこれまで、地域金融をテーマにした取り組みを一貫して行ってきましたが、2022年からは「自治体」と「健康づくり」にも焦点を当てました。2023年は、これらのテーマをつなぎ合わせ、「データの地産地消」を実現することを目指しています。具体的には、地域の人々が自らの行動を改善できるようなポジティブな影響を生むデータの提供に力を注ぎます。

日本の地域社会には、温かさと知恵が詰まっています。この地域のつながりを強化し、地域の人々が幸せになれるようなデータ提供を実践していきます。今後は、データの統合分析に加えて、AIやクラウドサービスとのさらなる連携を図り、DYNATREKをより包括的にデータ活用を支援するプラットフォームに成長させたいと考えています。

私たちの取り組みは、地域のパートナーと共に歩むことによって、新しい価値を創造することを目指します。本年度も引き続き努力を重ね、地域の持続可能な発展に貢献できるよう全力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。

会社情報

会社名
株式会社ダイナトレック
住所
東京都港区六本木5-11-16国際文化会館
電話番号
03-6447-1590

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