世界初の天井照明手術室「オペルミ®」
大阪けいさつ病院は、2025年1月8日に世界初となる天井照明型手術室「オペルミ®」を導入し、心臓血管外科部長の秦雅寿医師の執刀により、第1例目の手術を実施しました。
「オペルミ®」の特徴
この新しい手術室は、従来の照明器具である無影灯を使用せず、天井全体に照明機能を持たせています。これにより、手術における視界の改善が図られ、無影環境を維持することが可能です。具体的には、可動式の高輝度および高演色機能を持つ50基の自動シューティングライトと、全体を均等に照らす68基のフルカラーLED導光板が組み合わされており、これらが手術エリアを最適に照明します。
手術の実施とその効果
秦部長は、「大動脈弁形成術という高難度の手術をスムーズに行えた。天井からの照明のおかげで、圧迫感や閉塞感がなく、非常に快適に手術ができた」と話しています。無影灯がないため、術者の負担が軽減され、手術室内の気流も改善。これにより、感染リスクの低下や手術環境の向上が期待されます。
未来の展望
秦医師は今後、AIを活用した照明システムの発展も期待しており、「手術中に必要な場所を自動的に照らせるシステムが実現すれば、さらなる医療の向上につながる」と述べています。
今後の展開
大阪けいさつ病院は、今後も「オペルミ®」を他の診療科でも積極的に導入し、革新的な医療技術を通じて地域医療をリードしていく考えです。医療機器の最先端を行くこの病院は、大阪から日本全体の医療の水準を引き上げる存在となるでしょう。
お問い合わせ
大阪けいさつ病院への問い合わせは、以下の連絡先で受け付けています。
社会医療法人大阪国際メディカル&サイエンスセンター
住所: 大阪市天王寺区烏ヶ辻2-6-40
電話番号: 06-6771-6051(代表)
大阪けいさつ病院は、皆様の健康を支えるため、引き続き邁進してまいります。