SCキャピタル・パートナーズの新しい顔、平元大介氏
シンガポールを拠点に不動産投資を手掛けるSCキャピタル・パートナーズが、平元大介氏をマネージング・ディレクター兼日本代表に任命しました。平元氏は日本の不動産業界での豊富な経験を活かし、同社の日本における事業展開をリードすることになります。
平元氏の経歴
平元氏は、東京を拠点とする不動産投資チームを指導する立場に就き、エクイティ取引やデット取引、企業主導の案件において高い技術力を発揮します。彼のキャリアは20年以上に渡り、プライベート・エクイティ不動産分野での15年を含むさまざまな業務に従事してきました。
慶應義塾大学を卒業後、住友銀行にてキャリアをスタートさせた平元氏は、その後メリルリンチ日本証券での業務を経て、PAGインベストメント・マネジメントではディール・ソーシングと買収業務を担当しました。また、最近ではKKRジャパンで不動産チームの立ち上げを手掛け、オフィスやホテル、住宅セクターへの投資にも携わっていました。
SCキャピタル・パートナーズの展望
SCキャピタル・パートナーズは2010年以降、日本市場に注力しており、120を超える不動産資産を取得しています。最近の大規模取引には、アブダビ投資庁とゴールドマン・サックスによるコンソーシアムから取得した9億米ドルのリゾートホテルのポートフォリオが含まれています。さらに、大阪でのデータセンターの開発も進めており、最大100メガワットの電力を確保する計画です。
平元氏の就任は、SCキャピタル在日本でのさらなる発展を期待される瞬間でもあります。創業者であるスチャッド・チアラヌサティ氏も、平元氏の経験と実績が日本のプラットフォームを拡大する助けになると確信していると述べています。
会社について
SCキャピタル・パートナーズは、アジア太平洋地域に特化した不動産投資運用会社で、豊富な資金プールを保有しています。オポチュニスティックなファンドシリーズやコア・プラス・ファンドを通じて、広範な投資活動を行っており、特に日本市場では強い地盤を築いています。また、ジャパン・ホテル・リート投資法人の資産運用会社であり、地域密着型のホテル運営にも注力しています。
平元氏のリーダーシップにより、SCキャピタル・パートナーズの日本における活動は、いっそう強化されることが期待されます。アジア太平洋地域における不動産投資の成長について、これからの動向が非常に楽しみです。