ITサービス品質調査
2025-05-20 14:26:46

ITサービス業界の品質保証を見極めるベンチマーク調査が開始

新たなITサービス業界向けの品質ベンチマーク調査が始動



公益社団法人企業情報化協会(IT協会)と株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、このたび「ITサービス業界向け品質ベンチマーク調査」を共同で実施することを発表しました。これは、ITサービス事業を展開する企業の品質保証体制を明らかにし、直面する課題を浮き彫りにすることを目的としています。

調査の背景と目的



近年、IT業界は急速に変化しています。クラウドサービスの拡大、AI技術の導入、セキュリティ面での強化など、多くの企業が新しい環境に適応する必要に迫られています。また、働き方改革や労働人口の減少が進む中で、IT人材の確保も大きな課題です。従来の開発手法からアジャイル開発やノーコード/ローコード開発の普及へとシフトする中で、品質保証の取り組みも変わっていく必要があります。このような背景から、ITサービス業界向けの品質ベンチマーク調査の必要性が生まれました。

調査の目的は、ITサービス企業の品質保証体制とそれに伴う課題を深く理解することです。また、自社の品質保証レベルを見直し、他社の実態を把握することで、今後の品質管理活動に与える影響を探ります。

調査の内容と方法



調査は、品質コストや失敗コスト、品質関連組織の人員配置、品質部門のガバナンスの取り組み、プロジェクトの品質成熟度レベルなどの多岐にわたる視点から実施されます。また、質的な情報に加え、定量的なデータも収集することで、より具体的な現状分析を行います。

調査手法


  • - 調査対象: ITサービス業務に関与する企業及び品質保証部門の担当者
  • - 調査方法: インターネットを介しての回答方式を取ります。各企業に個別のURLを発行し、セキュリティが確保された環境で実施されます。
  • - 回答内容: 設問数は約30問で、選択肢や定量情報入力と自由記載欄が用意され、回答内容は統計的に処理されるため、個別の企業情報が漏洩することはありません。

調査の実施スケジュール


調査は2025年5月20日から6月30日までの間に行われ、参加した企業には非売品として『ITサービス事業向け品質保証実態調査』報告書を贈呈し、報告会にも優先的に参加可能となります。

今後の流れ



調査結果は、後日協力をしてくれた企業に対して提供される予定です。また、今後の課題についての提言を行う報告会も開催予定で、具体的な開催時期は公式ホームページで発表されます。これにより、ITサービス業界の品質保証活動において新たな知見を共有し、業界全体の向上を目指します。

まとめ



ITサービス業界は現在、進化の過程にあり、品質保証の在り方もそれに伴って変化しています。この調査を通じて得られたデータと知見は、企業の実質的な品質保証のレベル向上に寄与することでしょう。参加企業は、自社の強みと課題を認識し、持続可能な成長へと繋げるチャンスを得ることが期待されます。

詳細については、JMACの公式ページをご覧ください。ITサービス業界向け品質ベンチマーク調査詳細


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会社情報

会社名
公益社団法人企業情報化協会
住所
東京都港区芝公園3-1-22日本能率協会ビル
電話番号
03-3434-6677

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