共創型教育を推進する「いのち会議」の取り組み
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、いのち会議が発表した「いのち宣言」と「アクションプラン集」に基づき、世代やセクター、人種を越えて共に学び、考え、挑戦する「共創型教育」の重要性が注目されています。この教育理念は、特に現代の社会が直面する地球温暖化や戦争といった問題に対して、若者を次世代のリーダーとして育成するために必要なものです。
1. 教育の現状と課題
現代においては、ITやAIの進化によって個別化学習が急進展していますが、それに伴い、連携や共創に必要なスキルを育む教育が十分に実施されていないのが実情です。教育における「タテ」の関係、すなわち社会が若者に一方的に教える構図ではなく、「ヨコ」の関係で両者が共に考え、学ぶ環境が重要です。このような共創型教育を実現するには、社会全体で教育の負担を共有し、企業や教育機関、そして地域が協力し合う必要があります。
2. 次世代共創リーダーとしての育成
次世代を担うリーダーを育成するためには、多様な他者との関係を築くことが不可欠です。この理念のもと、一般社団法人エッジソン・マネジメント協会が設立され、2024年からは「MIRA-GE」という多世代共創型ワークショップを実施しています。このプログラムでは、中高生や大学生、社会人がグループを作り、未来の課題について議論し、解決策を探る活動が行われます。
3. MIRA-GEの試み
MIRA-GEでは、参加者が日立製作所やパナソニックなどの企業と連携し、未来の技術に関する知識を深めながら、社会で直面する課題を解決するためのアイデアを創出します。未来を見据えたデザイン思考を学ぶ場となっており、2024年には複数の都市で開催予定されています。これを通じて、参加者は多世代の人々と交流し、刺激を受ける機会を得ています。
4. 教育の未来と「いのち会議」の役割
2030年までに、エッジソン・マネジメント協会はこの「共創型教育」を日本全国に広げ、さらにはサウジアラビアの万博で世界に発信することを目指しています。いのち会議も教育支援組織と連携し、さまざまな世代や職種の人々が共に学ぶ環境を整えていきます。
このように、いのち会議が推進する共創型教育の取り組みは、地域や世代を超えて、新たな人間関係を築くことで、持続可能な社会を作るための第一歩となることでしょう。今後の展開が楽しみです。