LumAppsが日本での活動を本格化
フランスに本拠地を置くテクノロジー企業のLumApps(ルムアップス)が、日本法人を設立したとのニュースが到着しました。設立日は2019年10月30日で、東京都渋谷区を拠点に、代表にはティエリー・ダルサン氏が就任しました。これにより、LumAppsはアジア太平洋地域でのブランド認知度を高め、日本市場での販売活動を強化するとともに、テレワークを支えるソリューションを提供していく予定です。
LumAppsとは何か
LumAppsは、企業向けのポータルおよびソーシャルサイトを簡単に構築できるクラウドベースのプラットフォームです。特に、G SuiteやOffice 365との統合が特徴で、多様なビジネスアプリケーションへのアクセスを促進します。働き方改革が進む今の時代において、社内のコミュニケーションやコラボレーションをより円滑にするためのデジタルワークプレイスとして注目されています。エンドユーザーはHTMLの知識がなくても、30種類以上のウィジェットを用いて簡単にポータルを作成できるため、企業のITリソースを効率的に活用できます。
フレンチテックとしての特性
LumAppsは、フランス政府のフレンチテックプロジェクトに参加している企業でもあります。2020年には、フランスのデジタルエコノミー国務長官セドリック・オー氏によるFrench Tech 120に選定。これにより、成長が期待されるフランスの新興企業としても位置づけられ、特にユニコーン企業を含む120社の中で有望視されています。業界内での成長が見込まれている背景には、実績と先進性があるのです。
資金調達の成功
LumAppsは、2020年1月にゴールドマン・サックスやBpifrance(フランス国立投資銀行)などから7,000万ドル(約77億円)の資金調達を行ったと発表しました。これにより、同社の累計調達額は1億ドルを超え、さらなる事業拡大へ弾みをつけています。この資金を背景に、日本市場での認知度を高め、ビジネスを加速させる狙いです。
国内でのパートナーシップ
日本での事業展開において、LumAppsは国内販売パートナーとしてソフトバンク、株式会社電算システム、株式会社NTTドコモなどと連携を進めています。これにより、幅広いネットワークを通じて製品の普及を図ります。各企業と連携することで、シームレスなサービス提供を実現し、顧客ニーズに応えていく方針です。
今後の取り組み
LumAppsでは、2020年3月17日に「テレワークを実現するデジタルワークプレイスと従業員満足度の向上とは?」をテーマにウェビナーを開催することが決定しています。このウェビナーでは、実際に導入した企業の成功事例や、その中で得られたノウハウを共有する機会になると言われています。テレワーク環境の充実と従業員の満足度向上を同時に実現するためのヒントが得られる貴重な場となるでしょう。
会社概要
- - 社名: LumApps株式会社
- - 所在地: 東京都渋谷区渋谷2丁目24-12渋谷スクランブルスクエア41F
- - 設立年: 2019年
- - 資本金: 5,000,000円
- - 代表者: ティエリー ダルサン
- - 事業内容: 従業員同士のコミュニケーションやコラボレーションを促進するデジタルワークプレイスの開発・販売
LumAppsは、今後の日本市場における展開が注目されるフレンチテック企業として、その動向から目が離せません。