三菱UFJトータルリワードレポート3月号が発刊されました
三菱UFJ信託銀行株式会社は最新号の「三菱UFJトータルリワードレポート」を公表しました。このレポートでは、退職給付制度や人事制度に関する重要なテーマを取り上げています。特に、自己都合乗率や最近の人事制度改革の潮流についての分析が行われており、企業の人材戦略に影響を与える可能性があります。
退職給付制度の自己都合乗率について
レポートでは、自己都合乗率が企業年金制度や退職一時金制度における自己都合退職時の給付水準にどのように影響を及ぼすかについて説明されています。この自己都合乗率は、日本の退職給付制度にしっかりと根ざした仕組みであり、近年の人材流動性に与える影響が注目されています。特に、行政からはこの制度に対する問題意識が高まりつつあり、企業は自社の制度を定期的に見直す必要が強調されています。
人事制度改革の潮流
続いて、レポートは日本企業の人事制度改革の変遷についても触れています。1990年代には職能資格制度が主流でしたが、次第に成果主義や職務等級制度が模索され、その後役割等級制度が増加してきました。最近では、働き方改革やコーポレートガバナンス改革が進行しており、人的資本経営への関心が高まっています。企業はジョブ型の人事制度を志向しているものの、まだ多くの企業が年功的な仕組みを維持している面もあります。特に、経営的視点と個人のキャリア形成を結びつけることが重要です。
人事・退職給付一体サーベイの調査結果
2025年度の人事・退職給付一体サーベイの結果によると、61歳以上の定年延長や定年廃止を行う企業が70%以上であることがわかります。これにより、60歳定年の企業は減少し、61歳以上を定年とする企業が増える見込みです。また、金銭報酬の引上げが想定されており、賃金や初任給も2025年には約90%の企業が引上げを実施するとされています。この賃上げの背景には、物価高や政府の要請が影響しているという意見もあります。
サステナブル投資の20年
最後に、レポートの中で言及されているサステナブル投資の動向についても触れましょう。責任投資原則(PRI)の制定から20年が経過し、その間にサステナブル投資がどのように発展してきたかを振り返っています。特に、投資リターン向上のためのサステナビリティの重要性が認識され、投資家と企業間の「協創」の関係が生まれました。これにより、投資分析の質が向上し、より良い企業価値の持続的成長が期待されています。
このように、三菱UFJトータルリワードレポート3月号では、現在の日本企業の人事制度や退職給付制度の動向を詳しく解説しています。企業が抱える課題解決の一助となる情報が詰まったレポートですので、ぜひご覧ください。
【詳細レポートはこちら】
三菱UFJトータルリワードレポート3月号