75周年を迎えた風月フーズが描く2025年のビジョン
2025年の年が明け、風月フーズ株式会社は新たな挑戦に向けて心新たにしています。昨年、2024年5月27日には創業75周年を迎え、長い歴史を誇る同社は、これもひとえに地域のお客様や取引先様のおかげだと感謝の意を表しております。
顧客起点の経営へ
昨年は「顧客起点の経営」が掲げられ、その実現に向け社内での意識改革が進められました。原材料の購入や雇用といった経営環境の変化を受け、社内都合を優先しがちな運営が見直され、よりお客様のニーズに応えたビジネススタイルを目指すこととなりました。「手作りの品質」と「新鮮さの追求」をテーマにした食品作りには、社内の従業員が一丸となって挑んでいます。これまで簡単には進まなかった改革ですが、今年はそのスピードを加速させる方針です。
接客マニュアルの更新
約6年ぶりに接客マニュアルが刷新されたことも注目です。風月フーズが運営する多様な業態において、接客の第一歩となる「挨拶」を重視し、「気持ちの良い挨拶」でお客様をお迎えする環境づくりに努めることが強調されています。事業運営を通じてお客様との絆を深めることに焦点を当て、接客の品質向上を図っていく方針です。
次世代へのバトン
社内では世代交代が進行し、若手社員が中心となってチームを編成しています。歴代のOBへのインタビューや他社の訪問を行い、自社の歴史を学ぶことで、ブランドのアイデンティティを継承していこうとしています。それにより、変わらぬ想い、「お客様の喜びを第一に、少しでも美味しいものを提供したい」という理念を共通認識として持っていくことが目指されています。
飲食事業の強化
飲食事業の見直しも進行中です。サービスエリアでの飲食需要が低下する中、洋食事業を中心とした新たな戦略が模索されています。特に、那覇空港店の50周年を迎えるにあたり、地元の食材を活かした料理メニューの強化が計画されています。
地産地消の推進
生産地に近いサービスエリアでは、地産地消をテーマにした取り組みも行っています。高品質で新鮮な地元食材を使い、地域の資源を最大限に活かして、地域全体を活性化させるものです。また、人口減少に伴う地域課題の解決へも積極的に取り組んでいます。
地域との連携
地域社会との繋がりを深めるため、子供たち向けの料理教室やパン教室も開催されています。高齢者施設の方々に対しても食事を届けるなど、地域密着型の活動をさらに拡充し、多くの笑顔を生み出すことを目指しています。
多様な働き方の実現
雇用環境が変化する中で、特定技能実習生の受入れや障害者の採用に向けた活動も進行中です。多様なワークスタイルを推進し、労働力の確保にも力を入れているとのことです。
若手育成への投資
若手社員の育成プロジェクトも注力されており、本社工場の空きスペースを使った店舗開発と運営が計画されています。収穫された成果は、創立記念日である5月27日の開業を目指して進められています。今後の展開に期待が寄せられています。
経営理念の再確認
「食を通した顧客満足の最大化、企業と社員の成長、地域貢献」を経営理念にし、変化の激しい市場に対応し続ける風月フーズ。2025年に向けた取り組みを通じて、さらなる成長が期待されます。どうぞご期待ください!