2024年度人気温泉地ランキング発表！草津や下呂温泉が再登場

2023年10月17日、宿泊情報誌「ゆこゆこ」の12月号が発行され、2024年度の人気温泉地ランキングが発表されました。このランキングは、2023年4月1日から2024年3月31日の間に、約880万人の読者の宿泊実績を基に集計されたものです。「ゆこゆこ」は、「おせっかいなくらい人と地域に伴走し、にぎわいをつくる。」という理念のもと、全国の温泉宿泊施設の魅力を発信しています。具体的なランキングの結果や、温泉地選びの参考にしたい情報をお届けします。

北の大地から南の温泉郷まで、日本各地の人気温泉地が一覧に並ぶ中、まず注目したいのは北海道エリアの「定山渓温泉」。昨年の第2位から躍進し、見事に1位に輝きました。この温泉地は、美しい紅葉に囲まれ、自然豊かな環境とともに、塩化物泉の温泉が心身を癒してくれます。札幌からもアクセスしやすく、観光客にも人気のスポットです。

次に東北エリアでは、「鳴子温泉郷鳴子温泉」が連続して1位を維持しています。この温泉は、11種類の泉質のうち9種類が揃う名湯で、全国的にその名が知られています。ここでは、開湯1500年の歴史を誇る「秋保温泉」が3位にランクインし、2023年6月にリブランドオープンした老舗宿「岩沼屋」が話題になりました。

北関東では、「塩原温泉」が見事に1位を獲得しています。多彩な泉質を持つこの温泉地は、異なる効能を体験することができ、訪れる方々にとって魅力的な選択肢となっています。

続いて、関東エリアでは「熱海温泉」が1位を維持しています。この温泉は、全国有数の湯量を誇り、新たな観光スポットやアクティビティが次々と登場しており、観光客で賑わっています。特に熱海の名物「海上花火大会」は10回以上開催されており、話題性を兼ね備えています。

上信越エリアでは、「草津温泉」が不動の人気を誇ります。日本三名泉の一つとして知られており、強い酸性の湯は多くの健康改善効果が期待でき、訪れる人々を魅了しています。また、昨年はランキング外だった「湯田中温泉」が急上昇し、注目の温泉地となっています。

東海・北陸エリアでは、「下呂温泉」が1位を獲得し、加賀温泉郷山代温泉が昨年4位からのランクアップを果たしました。北陸新幹線の延伸開業が影響し、観光客の訪問が増加しています。

関西エリアでは、「南紀白浜温泉」が昨年に続き第1位を保持しています。美しい景観と豊富な観光アクティビティが揃い、訪れる人々を惹きつけます。合せて「大沢温泉」も上昇し、昨年の9位から2位にランクインしました。

中国・四国エリアでは、「皆生温泉」が穏やかな絶景とともに1位を維持し、2位には「玉造温泉」が選ばれています。九州では、「別府八湯別府温泉郷」が注目の湯として再び1位を獲得しました。

このように、各地域の特色を活かした温泉地がランキングで華を添えています。温泉が大好きな方にとって、ぜひ足を運んでみたい場所となっていることでしょう。宿泊情報誌「ゆこゆこ」12月号では、これらのランキングだけでなく、実際に宿泊した方の口コミや評価の高い宿の情報も掲載されていますので、旅行計画の参考にしてみてください。旅行シーズンの到来とともに、温泉で心温まるひと時を過ごすための情報が満載です。