近畿労働金庫と生協の連携による金融リテラシー向上
近畿労働金庫(以下、ろうきん)は、地域社会の安心した生活を支えるために「助け合いの金融」を実践しています。本記事では、協同組合である生協と連携し、金融リテラシーを向上させる取り組みについて詳しくご紹介します。
1. 魅力ある金融教育プログラム
ろうきんは「誰もが安心して生活できる社会」を目指し、地域で働く人々や住民に必要な金融リテラシーを身につけてもらうことが重要だと考えています。これまで職場での教育に重点を置いていましたが、2024年度からは生協や教育機関との協力による地域での金融教育を本格化させます。
2. 2024年度の具体的な取り組み
近畿労働金庫が共同で行っている金融教育セミナーは以下の通りです。これらのセミナーでは、新NISAや資産運用の基礎について学ぶ機会が提供されています。
- 開催時期: 2024年4月
- 内容: 資産運用・新NISAセミナー
- 開催時期: 2024年7月
- 内容: 資産運用・新NISAセミナー
- 開催時期: 2024年12月
- 内容: 賢い住宅ローンの借り方、資産運用セミナー
- 開催時期: 2025年1月
- 内容: 資産運用・新NISAセミナー
- - 大学生協事業連合関西北陸ブロック (大阪中央支店)
- 開催時期: 2025年1月・2月
- 内容: 金融教育オンラインセミナー
これらの取り組みを通じて、ろうきんは地域の多様なニーズに応えられるよう尽力しています。
3. 成功事例の紹介
(1)資産運用講座
2024年7月には、コープ自然派兵庫との協力で資産運用講座が開催されました。組合員向けに、資産運用の基礎知識を解説し、その理念や生協との関係も説明されました。新しい連携の可能性も探る良い機会となりました。
(2)オンラインセミナー
2025年初めには大学生協と連携し、大学生を対象にした金融教育のオンラインセミナーも行われました。このセミナーでは、給与明細の見方や年金制度について学び、参加者からの疑問にも丁寧に応じる時間が設けられました。
(3)機関紙への特集記事掲載
また、2025年2月に発行された大阪いずみ市民生協の機関紙には、「新NISAについて学ぼう」との特集記事が掲載され、組合員に向けた資産運用説明会の進捗が掲載されています。
4. 未来に向けた展望
2025年は国連が定めた「国際協同組合年」となります。この年を機に、ろうきんはさらに生協との連携を深め、地域における金融リテラシー向上を推進していく予定です。特に若者向けの教育活動を強化し、金融リテラシーの底上げを推進します。
まとめ
ろうきんは、地域での金融教育を通じて「金融リテラシー教育」を促進し、労働者とその家族を支える「助け合いの金融」を実現するために努めています。これからも地域社会における安心で持続可能な生活を支える一助となりべく、様々な活動を展開していくことでしょう。