GitHub解析を活用したエンジニア採用の新たなアプローチ
2025年10月1日、株式会社StoDが正式にリリースしたプラットフォーム『Gitty』は、エンジニア採用の新しい形を提案します。Gittyは、開発者がGitHubで行った活動をAIによって定量的に評価するシステムで、企業におけるエンジニアの採用活動を革新します。
GitHubを基にしたマッチングシステム
Gittyは、企業内の優秀なエンジニアのGitHubアカウントをベンチマークとして設定することで、外部のGittyユーザーを自動的に検索し、マッチングすることができます。従来の抽象的な要件に頼らず、実際の運用に基づいたデータを元に候補者を見つけ出す新しい手法です。
現場解像度の向上
このプラットフォームは企業と候補者にとっての「現場解像度」を劇的に向上させることを狙っています。具体的には、自社の開発文化や必要なスキルにフィットする外部候補者を正確に探し出すことが可能です。実際に、Gittyを利用することで、企業は自社の強みを余すことなく引き出し、それに合致したエンジニアを採用できるようになります。
特徴的な機能
Gittyの特徴的な機能の一つはマッチング理由の「見える化」です。候補者がなぜ自社に適しているのか、具体的なデータをもとに提示します。言語の使用比率やリポジトリの特性、コミットの周期性など具体的な指標が示され、企業側は納得感を持って採用決定を行うことができます。
実データに根ざした探索
従来の採用基準は“言語や経験年数など”に依存しがちでしたが、実務では「どの規模のプロダクトで、どの設計思想で、どの程度の頻度と品質で開発を行ったか」が重要視されるべきです。Gittyは、その点を十分に踏まえ、開発者の活動や設計思想、スキルをAIにより加重評価し、適切な候補者を早期に見つけ出します。
企業向けの中核機能
正式版では、複数の自社エンジニアのGitHub情報を基に、自動検索が展開されます。また、ポジション名や必須スキルを設定し、社内の特性を加えたハイブリッド検索も可能です。これにより、企業側は必要とする人材像を具体的に描けるようになり、採用をスムーズに進めることができます。
ユースケースと安心・安全な利用
Gittyは、新しいプロダクトの立ち上げからレガシーのモダナイズ、そしてキャンパス採用の場面でも活用されます。また、認証にGitHub OAuthを用いることでデータの安全性も確保されています。企業とエンジニアの双方が安心して利用できる環境が整っています。
まとめ
Gittyはエンジニア採用のプロセスを根本から変える可能性をもたらします。実際のデータを活用した数値的根拠をもとに、エンジニアの適性や相性を可視化することで、企業が求める人材を迅速かつ的確に捕らえることができるようになりました。
新しいエンジニア採用の未来を切り開くGittyの活用に、ぜひご注目ください。