日本遺産のストーリーを追いかける旅が新たな注目を集めています。公益社団法人日本観光振興協会が主催する「日本遺産 御周印」制度は、日本の文化財や伝承に焦点を当て、104件の日本遺産を巡ることにより地域の魅力を再発見しようという取り組みです。このたび、全国の日本遺産を完全に制覇した旅人nobumaeさんが初めての「完全制覇者」として認定されました。この栄誉は、2月14日に有楽町で開催された「2026日本遺産マルシェ」において授与されました。最大の魅力は、これらの遺産に秘められた物語や、地域の人々との交流を深めることにあります。
nobumaeさんは、「この旅を通じて出会った人々や彼らの物語が、私の旅の醍醐味でした。地方毎に異なる魅力を発見でき、他者との繋がりを感じることができました。」と語ります。彼は北木島での経験を例に挙げ、見たばかりの7トンもある巨石が、以前訪れた丸亀城の修復に使われることを知った時の感動を振り返ります。このように、日本遺産の訪問を通じて、自身の体験がどのように繋がり、広がっていくかを実感しています。
この「御周印」制度は、日本遺産を訪れることで得られる記念の印「御周印」を集めるシステムで、旅行者はそれを集めた証として「御周印帳」を利用します。この帳面も日本の伝統的なデザインが施されており、文化への敬意を表しています。また、収集数に応じて認定される称号「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」が存在し、全ての印を集めた者に与えられる「完全制覇者」の称号は特に名誉なものです。
「日本遺産 御周印」を通じて観光という側面だけではなく、ストーリーの背後にある想いを噛み締めながら旅することが求められています。地域の人々との交流や、その地の歴史に目を向けることで、自身の感性が豊かになると言えます。nobumaeさんは訪れた場所毎に違った視点や感じ方を得ることができたと話しており、これからも日本遺産を巡る旅を続けていきたいと意気込みを見せています。彼の経験は、他の旅行者に対しても新しい日本の魅力を発見し、感じてもらうための貴重な指針となることでしょう。
この制度の詳細や日本遺産に関する情報は、公益社団法人日本観光振興協会の公式サイトで確認することができます。日本の豊かな文化遺産をぜひ感じ、次の旅へ役立ててみてはいかがでしょうか。日本遺産を巡る旅は、ただの観光を超えた価値ある体験を提供することでしょう。私たちの目の前に広がる歴史的な物語や文化が、次の世代へと引き継がれていくことを願います。