クロノスイスの新作「ネオ デジター」
スイスの高級機械式時計ブランド、クロノスイスが新作「ネオ デジター」を発表しました。このモデルは、2005年に登場した針のないユニークな時計「デジター」の復刻版であり、20年の時を経て現代によみがえります。これにより、従来の時計の常識に挑む新たな一歩を踏み出しました。
伝説の「デジター」から20年
「ネオ デジター」は、創業者ゲルド=リュディガー・ラングのアイコニックなモデルへのオマージュとして誕生しました。この新作は、機械式時計の革新と、ヴィンテージデザインへのリスペクトが融合しています。特に、針を搭載せず、代わりにデジタル表示を取り入れたその独自性は、時計製造の新たな潮流を生み出しています。
建築学的美を追求したデザイン
「ネオ デジター」の特徴的な部分は、長方形のレクタンギュラーケースです。オリジナルモデルの形状を忠実に再現しつつも、ルツェルンのデザインチームによって現代的な感覚で仕上げられています。サンドブラスト加工されたケース側面は、シャープな印象と軽やかさを与えます。また、クロノスイスの伝統的なオニオンクラウンは、現代的にアレンジされ、視覚的な美しさと機能性を両立させています。
時間を表現する革新技術
「ネオ デジター」は、針のないデジタルレギュレーターとして独特の三窓式デザインを採用。12時位置には「ジャンピングアワー」が表示され、中央部分には「スイープミニッツ」、6時には「スイープセコンド」が配置されています。これにより、未来的でありながらノスタルジックな感覚を味わえる珍しい機械式時計が誕生しました。
このモデルは、手巻きキャリバー C.85757によって駆動され、クロノスイス独自のモジュールが内蔵されています。正確でリズミカルな時間表示を可能にし、視認性も兼ね備えています。さらに、エネルギー効率も良好で、約48時間のパワーリザーブを保持しています。
職人技が息づく細部
裏蓋にあるサファイアクリスタルの窓からは、ムーブメントの精密な駆動を堪能することができます。ギョーシェ装飾が施されたゴールドやルテニウムメッキの部品は、芸術的な美しさを放ちます。この美しさは、ラング氏が使用していた歴史的なキャリバーへのオマージュともなっています。「ネオ デジター」は単なる復刻版ではなく、コレクター必見の貴重なアイテムとなっています。
技術的データ
モデル名
- - ネオ デジター グラニット (NEO DIGITEUR Granit / CH-1373.2-ANSI)
- - ネオ デジター サンド (NEO DIGITEUR Sand / CH-1373.2-ROSI)
価格
各2,970,000円(税込)
機能
- - 12時位置:ジャンピングアワー
- - 中央:デジタル分表示(スイープ式)
- - 6時位置:ランニングセコンド(スイープ式)
ケース
- - ステンレススチール素材
- - サイズ:長方形縦48mm × 横30mm × 厚さ9.7mm
ムーブメント
発売時期
2025年12月予定
限定数
世界限定各99本
クロノスイスの新たな挑戦と革新的なデザインは、時計ファンのみならずすべての人々に新しい感動を提供することでしょう。私たちは、この美しい時計が持つ魅力に心を奪われることでしょう。