無名事業者の挑戦
2016-10-24 14:24:35
地方の無名事業者が世界に羽ばたく「にっぽんの宝物」世界大会開催
地方から世界へ!「にっぽんの宝物」世界大会が初開催
10月28日、シンガポールのシャングリラホテルにて、日本の無名事業者たちが「にっぽんの宝物」世界大会に挑みます。本大会は、地方の魅力ある事業者が短期間で海外市場進出を目指し、全国の選りすぐりの事業者たちが集結します。アクティブラーニングが企画したこのプロジェクトは、地方の特産物やサービスを広めるために始まりました。
地方の宝を再発見するプロジェクト
日本の地方には、素晴らしい商品が数多く存在します。しかし、手間や時間がかかるため、大量生産が難しく、多くの優れた商品が市場に出ることがありません。このプロジェクトは、そんな「にっぽんの宝物」を全国の事業者に広めるために誕生しました。具体的には、地方の事業者に最新のマーケティングや商品開発の手法を学ぶためのセミナーを開催し、参加者同士が互いにフィードバックを行いながらビジネスを成長させる仕組みを提供しています。
このセミナーには、元ハーバード大学講師の羽根拓也氏などが講師として参加し、参加者は自社の商品開発において実践的な指導を受けています。さらに、1次産業から3次産業までの多様な事業者たちがコラボレーションすることで、地域資源を最大限に活かした商品開発が行われています。これにより、地方の小規模事業者でも全国的に注目される機会を得ているのです。
成功する商品たち
「にっぽんの宝物」プロジェクトでは、年間を通じて行われる地方グランプリや全国グランプリを通じて、優れた商品が選ばれます。これにより、入賞した商品はブランド力が高まり、市場での販売がしやすくなります。実際、スイーツ商品や茶商品は全国での販売を果たし、多くの消費者に支持されています。
今年の全国グランプリでは、5年間に渡るセミナー参加者の中から選りすぐりの事業者が選出されました。これらの事業者たちはシンガポールに向けて出発し、シャングリラホテルのシェフたちと共に独自のメニューを開発。そこで生まれた製品が競い合う様は、日本の地方が持つ可能性を再認識させるものとなっています。
シンガポールでの挑戦
大会当日は、シンガポールのセントーサ島にて開催され、審査員にはシャングリラホテルの支配人が名を連ねています。この大会の後、シンガポールと日本の国交50周年を記念したSJ50祭でも「にっぽんの宝物」のブースが出展され、一般消費者にも商品が紹介されます。
参加者として、高知県の塩職人田野屋塩二郎や、沖縄の蟹蔵、千葉の漁師金高など、各地の特産品を手がける事業者たちが名を連ねています。彼らは、地元の厳選された素材を用いて作り上げた商品を通じて、地方の魅力を発信する役割を担っています。
結論
「にっぽんの宝物」世界大会は、地方事業者が海外市場に挑むための素晴らしい機会です。彼らがどのように成長していくのか、今後の展開が楽しみです。ぜひ、この成功物語にご注目ください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社アクティブラーニング
- 住所
- 東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号 日本橋水野ビル7階
- 電話番号
-
03-6823-0849