山梨県の健康づくりと口の機能
2023年、山梨県は(一社)山梨県歯科医師会及びサンスター株式会社と連携協定を結び、口腔保健を通じた健康づくりに取り組んでいます。これにより、県内では高齢者を含む多世代に向けて、口の機能と健康の関係を啓発するイベントや講座が開催されています。特に、毎年行われる公開講座には地域住民が参加し、健康寿命を延ばすための知識を深めています。
最新の講座内容
今年、特に注目を集めたのは「口から食べる重要性~あなたの歯は何本ありますか~」というテーマでの講座です。この講座は山梨県甲府市で行われ、150名が参加しました。第一部では、東京都健康長寿医療センターの本川佳子氏が「フレイル予防を基軸とした栄養と口腔の関係」について詳しく説明しました。フレイルとは、加齢に伴う身体的な虚弱のことで、これを防ぐためには運動と栄養に加え、口腔の健康が鍵となることを強調しました。本川氏は、咀嚼機能の衰えが食事のバランスを崩し、ひいては健康に悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしました。
第二部では、山梨県歯科医師会の歯科衛生士・丸山幸江氏による寸劇が披露されました。家族の日常を描いたこの寸劇では、口腔ケアを怠ることで食べる力が低下するというストーリーが展開されました。参加者は、日常のオーラルケアの重要性を再認識し、楽しく学ぶことができたと好評でした。
参加者の声
参加者からは、「健康を維持するためには口腔も含めた全体的なアプローチが大切だということを学んだ」「寸劇を通じて楽しみながら理解を深められた」との感想が多く寄せられました。このイベントを通じて、オーラルケアの習慣を身につけることが、健康寿命を延ばし、より良い生活を実現するためのコツであると再確認されました。
サポートと今後の取り組み
山梨県と歯科医師会、さらにはサンスターは、今後も県民の健康を支える取り組みを続け、口腔ケアの重要性を広める活動に力を入れていく予定です。今回の講座の内容は、山梨県歯科医師会の公式ウェブサイトからも無料で視聴可能ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
山梨県の口腔健康推進
山梨県では、健康づくりに関する条例を制定し、県民が健やかに過ごせる社会を目指しています。その一環として、歯科口腔保健対策も推進され、今後も健康と福祉の向上に向けた種々の施策が予定されています。
サンスターも、口腔の健康を通じて全身の健康への貢献を掲げ、地域住民の健康づくりをサポートしていきます。お口の健康管理が、健康寿命に如何に寄与するかを学べる機会を提供し続けることが、この協定の大きな目的です。
今後も県内でのいろいろなイベントや講座に参加し、口腔ケアの重要性を理解して、毎日の健康を保つコツを学びましょう。