鬼会がイタリアへ
2025-10-28 14:14:48

天念寺修正鬼会がイタリア・ミラノで初公演!伝統文化の海外発信へ

天念寺修正鬼会がイタリア・ミラノで初公演



大分県豊後高田市の伝統行事「天念寺修正鬼会」が、ついにイタリア・ミラノで初めての公演を行うことが決定しました。本公演は、令和7年12月7日(日)に開催され、地域の文化を海外で発信する重要な機会となります。これに向け、六郷満山日本遺産推進協議会は報告会を開催し、ANA大分支店や別府大学と協力して取り組んでいます。

大分とイタリアを結ぶ伝統文化



天念寺修正鬼会は、国東半島最大の法会であり、古くから続く伝統行事の一つです。この祭りは、鬼が仏の化身とされ、松明を持つ鬼たちが無病息災や家内安全を祈願しながら、地域の人々に幸せをもたらす神事です。公演では、香水棒を使った法舞や鬼に関連する舞が披露され、観客を楽しませます。

産官学が連携する新たな取り組み



本公演の成立には、豊後高田市、ANA、別府大学の産官学連携が大きな役割を果たしています。ANA大分支店は、演者や関係者の渡航はもちろん、公演に使用する道具の輸送も担当。別府大学は、ヨーロッパの学界に向けた日本遺産のPRを行い、国際的な交流を深めています。

報告会は令和7年11月6日(木)に大分空港で開催され、関係者は公演の成功に向けた具体的な活動について話し合います。

日本遺産としての価値



「天念寺修正鬼会」は、日本遺産『鬼が仏になった里「くにさき」』の一環として位置付けられています。この制度は、地域に残る文化や歴史を物語として語ることで観光振興を図るもので、現在104の日本遺産が認定されています。ストーリー性を持つ文化財として、修正鬼会は地域に深いつながりを持っています。

公演の詳細



公演は昼と夜の2回行われる予定で、ミラノ市の文化施設「Spirit de Milan」にて実施されます。公演では、実際に火を使った演技も予定されており、観客に迫力ある体験を提供します。また、現地の行政関係者や旅行エージェントとの関係構築も重視されており、将来的には観光商品としての展開が期待されています。

このように、天念寺修正鬼会のイタリア公演は、地域の文化遺産を世界に広めるための重要なステップとなることでしょう。地域の人々もこの取り組みに注目し、伝統行事のさらなる振興が図られることが期待されます。

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