派遣社員の平均時給、41ヶ月連続で前年同月を上回る
2026年2月度の派遣社員の平均時給が、三大都市圏で1,709円に達したことが、エン株式会社の運営する派遣求人情報サイト『エン派遣』による調査で明らかになりました。前年同月を超えたのは41ヶ月連続の記録で、時給の上昇傾向が続いています。
三大都市圏の平均時給に関する具体的なデータ
2026年2月の三大都市圏の平均時給は1,709円でした。前月比で見ると5円、すなわち0.3%の減少となった一方、前年同月と比較すると12円、つまり0.7%の増加を記録しています。これにより、前年同月を上回っていることが確認でき、雇用市場の強さを示しています。
オフィスワーク・事務系の職種では、平均時給が1,686円となりました。前年同月比では30円の増加ですが、前月比では10円の減少が見られます。春に向けて、特に4月入職のための求人が増加する時期を迎えているため、さまざまな求人が揃っています。中でも専門的なスキルを要求する高時給の求人が増加しており、選挙関連の求人も多く見られます。ただし、その結果として未経験者向けの求人も増加し、全体的な平均時給が微減するという状況です。
介護系職種の動向
一方、医療・介護系分野では、平均時給が1,481円で前年同月比で44円の上昇を記録しています。オフィスワーク系に比べると、季節による求人数の増減は小さいですが、特に介護関連の求人が増加しており、多くの企業が採用強化を図っていることがうかがえます。
最近では、派遣スタッフを確保するために、1,900円を超える高時給の求人も出現しており、これが全体の平均時給の上昇に寄与しています。介護業界での人材確保は厳しさを増していることを考えると、企業側の努力が目立つ結果となっています。
求職者の不安と求人の現状
『エン派遣』の調査によれば、派遣仕事探しにおける求職者の不安の第一位は「希望条件に合う仕事が見つかるか」という点です。特に4月入職を目指すこのタイミングは多様な求人が揃うため、選択肢も豊富ですが、それにも関わらず求職者は自分の条件に合ったものが見つかるかどうか心配しているようです。
不安の第二位には「経験やスキルが足りているか」が続いており、求職者が安心して働くためには、派遣会社からの的確な提案や業務内容の詳細な説明が求められています。求人の種類が増え、選択肢が豊富になる一方で、適切なサポートも重要となってくるでしょう。
このように、2026年2月度における派遣社員の平均時給のデータは、変化する雇用市場の現状と求職者の不安を反映しており、求人情報の精度と企業の採用方針が今後の市場に影響を与えることが期待されます。