ゼロリノベが受賞!
不動産業界で注目の存在、株式会社groove agentが運営する「ゼロリノベ」が、今年の「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2024」において1500万円未満部門で最優秀賞を獲得しました。この賞は、リノベーションの魅力や可能性を広くアピールすることを目的とした権威あるアワードです。
リノベーション・オブ・ザ・イヤーとは?
「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」は、毎年行われるリノベーションのコンペティションで、施工金額に応じて部門が設定されています。一般からの投票や専門家による審査を経て、選ばれた作品が最優秀賞を受賞します。今年は全226件の応募から66作品がノミネートされ、12月に開催される授賞式でその結果が発表される予定です。
受賞作品「交錯する住まい」
今回の受賞作品「交錯する住まい」は、築51年の44㎡の都内マンションが舞台。施主であるイラストレーターが求めたのは、インスピレーションを喚起する空間と、プライバシーを保つ書斎でした。この要望に応えたプランナーは、大胆に空間を斜めに再構成し、独自の設計を実現。特に、45度の対角線を取り入れたレイアウトにより、空間が広く感じられるよう工夫が施されています。
このデザインでは、書斎に程よい陰影を生み出すために、日当たりの良い窓に背を向ける形で斜めに配置されたワードローブが設けられています。高さを調整することで、圧迫感を軽減しつつ、日光を遮りつつ快適な作業環境を提供。在宅でクリエイティブな仕事をするための工夫が随所に見られます。また、キャットウォークを兼ねた造作天井も、施主の愛猫への配慮を感じさせるポイントです。
このプロジェクトは、施主の希望を具現化するだけでなく、今後の生活環境の変化にも対応できる自由な住まいを提供することに成功しました。
審査員の評価
審査員からは「大胆に45度の対角線を取り入れたことで、限られた空間を最大限に活用した」との高い評価が寄せられました。都内のマンションが高騰する中、斬新なアイデアにより、新たな可能性が広がる住まいの実現は、多くの人に希望を与えるものです。
お施主様のコメント
施主のFさんは、「デザインの提案を受けた際に、間取りに斜めを取り入れる可能性を感じました。この結果、限られたスペースに様々な要望が成功裏に盛り込まれました。」と、設計士の野田さんに対する感謝を述べました。「制限の中にこそ優れたクリエイティブが生まれる」と実感したと語っています。
設計士のコメント
設計を担当したゼロリノベの設計士・野田歩夢さんも、受賞について「住み手の満足が最も重要。今回の受賞が励みになる」と喜びを表現。44㎡という限られた面積でも、デザインの工夫により、豊かさを感じられる空間を提案できたことに確信を持っています。これからも新たな可能性に挑戦していくことでしょう。
結論
「ゼロリノベ」は、単なるリノベーションの枠を超え、住まう人のライフスタイルを豊かにするアイデアを持っています。今回の受賞により、今後もリノベーションの魅力が広がることが期待されます。住まいのデザインに興味がある方は、ぜひ「ゼロリノベ」の取り組みを注目してみてください。