地域と企業が手を携え、未来を創造する実験の場
2020年3月18日、東京都国分寺市に本社を置く株式会社ディーランドの手によって、多摩エリアに特化した新しいメディア「多摩未来協創会議」が開設されました。このメディアは、地域経済の発展と社会問題の解決を同時に追求することを目指し、「地域×企業」という枠組みの中で未来思考の対話を深める場となります。
過去の経験を活かした協創プロジェクト
ディーランドはこれまでにも数多くの街づくりプロジェクトを支援してきました。その経験を活かし、協創型のまちづくりを推進します。企業が持つ技術力と推進力を最大限に引き出すことで、多摩エリアの新しい価値を生み出すことを目指します。
多摩未来協創会議の概要
背景にある「デジタル多摩シンポジウム」
このメディアの構想は、2019年に開催された「デジタル多摩シンポジウム」に端を発します。このシンポジウムでは、デジタル技術を活用した市民の参画方法について議論が行われ、地域のデジタル化を視点に入れた未来を考える機会となりました。このシンポジウムを契機に、多摩における地域と企業の未来思考が具体化されることに繋がりました。
日立製作所との強力な協力体制
日立製作所の研究開発グループが協創パートナーとして参加しています。多摩エリアは、日本でも有数のベッドタウンであり、超高齢化社会の先端を行っています。この地域で企業が新たな価値を創造する試みが、「多摩モデル」としての理想像の構築に繋がることを期待しています。
対話のプロセスを通じた新たな価値の創出
多摩未来協創会議では、先端技術が人をリードするのではなく、地域の人々に焦点を当てた社会システムの構築を目指します。地域社会で起こる様々な現象について独自の視点を持ち、問いを抽出し、企業単独では達成できない新たな価値を共に創り出す場を提供します。
開かれたミートアップの実施
また、ウェブサイトでの情報発信にとどまらず、実際に対話が進んだ先で協創プロジェクトが社会に実装されることを目的としたオープンなミートアップも開催します。企業だけでなく、行政、教育機関、NGO/NPO、さらにスタートアップなど、広く参画者を募ることで、多方面からのアイデアや意見を交流させ、新たなプロジェクトへと繋げていきます。
このように、多摩未来協創会議は、地域と企業が協力し合い、未来の社会を共に考えていく場として大きな期待を寄せられています。地域の未来を描く重要な一歩となることでしょう。