法人向けNAS TeraStationがセキュリティ強化
株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧 寛之)は、法人向けのネットワーク接続ストレージ「TeraStation(テラステーション)シリーズ」において、新たに4つのセキュリティ機能を9月25日(水)から提供開始しました。これにより、企業が直面するサイバー攻撃への防御能力が大幅に向上しました。
新機能の概要
1. 異常ファイル操作検知機能
ランサムウェアを含むサイバー攻撃が増加している中、この機能はNASへのファイル書き込みにおける異常を検知し、管理者に即座に通知します。これにより、企業は迅速にNASをネットワークから切り離すことができ、被害の拡大を防止できます。また、スナップショット対応の機種では、定期的にファイルの変化を監視し、異常が見つかった場合にはファイルの復元が可能です。
2. ファイアウォール(パケットフィルター)機能
この機能は、特定のIPアドレスやポート番号の許可・拒否設定が可能で、外部からの不正アクセスを効果的に防ぎます。特にインターネットからの攻撃に対して強力な防御策となります。
3. 不正ログインブロック機能
NASの設定画面へのログインが連続して失敗する場合、一時的にそのアカウントやIPアドレスからのアクセスをブロックします。このことで、総当たり攻撃に対するセキュリティが強化されます。
4. 感染ファイルのアクセスログ出力機能
ウイルスチェック機能を搭載したこの機能は、感染ファイルを最後に書き込んだユーザーの情報を出力します。これによって、感染源の特定が容易になり、企業は迅速に対処することが可能です。
対応機種
これらの新機能は、TeraStation TS5020シリーズおよびTS3030シリーズに適用されます。TS5020はファームウェアのバージョン2.10以降が必要で、TS3030は10月下旬から対応予定です。
まとめ
新たに提供されるTeraStationのセキュリティ機能は、法人向けNAS市場において企業のデータを守るための重要な鍵となります。サイバー攻撃がますます巧妙化する中、このような防衛策を講じることは、企業の持続的な成長と信頼性の確保に欠かせない要素です。TeraStationを活用し、しっかりとしたデータ管理体制を構築していくことが求められています。
今後もバッファローは、企業が直面する課題に寄り添い、さらなる機能強化を図ることで、安心して利用できるNASの提供に努めていくでしょう。