大企業における社内イベントのKGI・KPI設定実態
株式会社グローバルプロデュースが行った最新の調査に基づき、大企業における社内イベントのKGI(重要業績指標)およびKPI(重要業績評価指標)設定の実態を明らかにしました。調査対象は107名の社内イベント担当者で、結果からは多くの企業がもはやこれらの指標を重視していることがわかります。
調査概要
本調査は、2024年9月4日から9月11日にかけて実施され、対象企業は従業員数1,000名以上の大企業です。調査方法は、IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」を使用したインターネット調査です。
KGI・KPI設定状況
調査の結果、大企業の83.2%が社内イベントのKGIを設定しており、87.9%がKPIを設定していることが示されました。これにより、時代と共に企業がイベントの効果を測る重要性を認識していることが浮き彫りになっています。
KGIの具体的な目標
KGIの具体的な目標としては、「従業員満足度の向上」が67.4%で最多でした。次いで「離職率の低下」が59.6%、「売上の向上」が55.1%という結果が出ています。企業が求める具体的な成果が、社内イベントの質にどのように影響を与えるかが興味深いポイントです。
KPIの決定方法と指標
KPIに関しても、主に「アンケート回答率」が72.3%で最も頻繁に設定されている指標となっています。他にも「イベント全体への満足度」が55.3%、そして「参加率」が53.2%というデータも得られました。これらから、企業はイベント参加者のフィードバックを重視していることが伺えます。
KGI・KPI設定の手法
KGIを設定する際の主な手法には、「過去の状況から可能な範囲で決める」が58.4%、そして「会社のビジョン・ミッション・バリューに照らし合わせて決める」が56.2%となっています。これにより、企業としての方向性と過去の実績を考慮しながら目標設定を行う傾向が見受けられました。
改善策に向けた取り組み
現実とKGIのギャップを解消するためには、「事業成長とのギャップを計測する」が71.9%を占め、最も多くの企業がこの手法を用いています。さらにKPIとの比較分析を行う企業も58.4%に達しており、相互に関連性のある指標を活用する動きも見られます。
KGI・KPI未設定の企業の意識
一方で、KGI・KPIを設定していない企業の約60%がその必要性を感じていることが明らかになりました。理由としては、効果測定の指標が分からないという意見が70.0%と高く、企業内での意識改革が求められる状況です。
まとめ
この調査から、大企業における社内イベントの効果測定がますます重視されていることが明確になりました。KGIやKPIを設定することは、企業文化の向上やプロダクティビティの増加へとつながり、従業員の満足度を高める一助となることが期待されます。社内イベントの価値を最大限に引き出すために、企業はこれらの指標の設定および改善策を積極的に進めていく必要があります。
更に詳細な結果や分析は、
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