生物多様性懇談会
2021-10-12 09:30:30
生物多様性の経済学に関する重要な懇談会の内容を公開
生物多様性の未来を考えるオンライン懇談会
近年、環境問題に対する意識がますます高まっていますが、特に生物多様性の保護に関する関心が急速に増加しています。今年6月、英国で開催されたG7サミットでは、気候変動と並ぶ重要な課題として生物多様性の損失が取り上げられました。このサミットでは、「2030年自然協約」が採択され、生物多様性の損失を止め、それを回復させるための国際的な取り組みが約束されました。
このような背景の中、本年2月に発表されたケンブリッジ大学のダスグプタ名誉教授の研究チームによる「生物多様性の経済学:ダスグプタ・レビュー」は注目されています。このレビューは、生物多様性の損失の経済的影響と、それに対する政策提言を盛り込んでいます。この文書は、2030年自然協約とも関連づけられ、英国政府がこれを元にした政策を推進することでも話題となっています。
開催されたオンライン懇談会では、ダスグプタ名誉教授と大沼あゆみ教授(慶應義塾大学)、また環境省の奥田自然環境局長やロングボトム駐日英国大使、二宮会長が参加し、さまざまな意見交換が行われました。特に、経済と環境保護は密接に関連しているとの認識が強調され、政策立案における生物多様性の重要性が再確認されました。
懇談会は同時通訳で進行し、その模様はオンラインで視聴可能です。動画はオリジナル版に加え、英語訳版、日本語訳版の3種類が用意されています。日本では生物多様性の保護に向けた取り組みがますます求められており、このような国際的な議論は非常に重要です。
視聴希望者は経団連自然保護協議会の公式YouTubeチャンネルを通じてアクセスでき、さまざまな言語での視聴が可能です。生物多様性問題は、私たちの生活や経済に大きな影響を及ぼすものであり、今後もその動向に注目が集まるでしょう。
この懇談会を通じて得られた知見が、より具体的な行動へとつながることが期待されます。生物多様性の経済学についての理解を深める機会として、ぜひ視聴してみていただきたいです。
会社情報
- 会社名
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経団連自然保護協議会
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-3-2経団連会館22階
- 電話番号
-
03-6741-0981